7月13日 (土) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 2 0 2 名古屋 29勝20敗4分 0.592 西沢道夫
0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 タイガース 28勝21敗3分 0.571 藤村隆男 三輪八郎
勝利投手 西沢道夫 9勝5敗
敗戦投手 藤村隆男 0勝2敗
本塁打 (タ)松木 1号
勝利打点 服部受弘 1
西沢道夫、投打に活躍
現在勝率5割8分3厘で並ぶ名古屋とタイガースによる三位攻防戦。
名古屋打線はタイガース先発の藤村隆男の前に5回まで一人の走者も出せず外野に飛んだのも3回の村瀬一三の中飛だけであった。
一方、タイガース打線は3回まで毎回走者を出しながら無得点。4回、二死後松木謙治郎が右翼スタンドにホームランを叩き込んで1点を先制する。
名古屋は6回、一死後西沢道夫が左前に初ヒット、しかし村瀬は左飛、トップに返り石田政良は一位邪飛に倒れる。
タイガースは6回裏、先頭の本堂保次が四球を選んで出塁、伊賀上良平が右前打、カイザー田中義雄の送りバントは内野安打となって無死満塁と追加得点のチャンスを迎える。しかし松木の一ゴロで三走本堂は本封、宮崎剛は三邪飛、山根実は投ゴロに倒れて無得点に終わる。結果からみるとここで追加得点を奪えなかったことが敗因となった。
名古屋は7回も先頭の桝嘉一が左前打、この回も無得点であったが徐々に藤村を捕え始めた。
名古屋は8回、先頭の三浦敏一の遊ゴロをショート皆川定之が一塁に悪送球する間に三浦は二塁に進み、芳賀直一が送りバントを決めて一死三塁、西沢が左前に同点タイムリーを放って1-1、村瀬の二ゴロはセカンド宮崎が二塁に悪送球して一死一二塁、ここで石田に代わる代打服部受弘が右前に逆転タイムリーを放って2-1と勝ち越す。
タイガースは9回裏、宮崎に代わる代打中田金一は三振、山根実に代わる代打若林忠志がレフトにヒットを放つが二塁を欲張り「7-4」と渡ってタッチアウト、三輪八郎に代わる代打森国五郎が中前打を放ち代打攻勢で最後の粘りを見せるが、トップに返りジミー堀尾文人は左飛に倒れて試合終了を告げるサイレンが高々と鳴り響く。
西沢道夫は9安打を打たれながら粘り強いピッチングを見せて2四球4三振の完投で9勝目をあげる。打っても3打数2安打1得点1打点の活躍であった。
*西沢道夫は9安打完投で9勝目をあげる。
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