今節はジャイアンツが5勝0敗、タイガースが2勝0敗1分、阪急が2勝1敗1分、南海が2勝2敗、イーグルスが1勝1敗1分、ライオンが1勝2敗2分、金鯱が0勝2敗2分、セネタースが0勝2敗1分、名古屋が0勝3敗であった。
週間MVP
投手部門
ジャイアンツ 中尾輝三 1
今節3勝0敗。2安打完投が2度(うち1度は完封)で24イニングスを投げて8安打8四球15三振1失点、自責点1であった。7月7日の阪急戦では吉原とのダブルスチールで本盗を記録する。
ジャイアンツ 澤村栄治 1
7月6日の名古屋戦で自身3度目のノーヒットノーランを達成する。
ライオン 福士勇 1
7月9日の金鯱戦で11回二死までノーヒットノーランを続ける。
打撃部門
ジャイアンツ 中島治康 2
今節22打数8安打1得点6打点、二塁打2本、本塁打1本。ようやく復調してきた。
ジャイアンツ 白石敏男 1
今節22打数7安打5得点1打点3四球。ジャイアンツは白石が出て中島が還すパターンで5連勝を飾った。
ライオン 戸川信夫 1
今節17打数9安打4得点1打点。ジャイアンツ勢を凌いで今節の首位打者である。戸川は浪華商業では村松長太郎と同期で、昭和12年の第14回センバツ優勝時はセカンドで三番を打つ主力選手であった。野口二郎の中京商業を破った決勝戦では2打数1安打を記録している。第9節でも16打数6安打を記録して敢闘賞を獲得しているように、固め打ちを得意としている。
殊勲賞
南海 木村勉 2
7日のセネタース戦で決勝打を放ってプロ入り初の勝利打点を記録する。
南海 岩出清 1
11日の金鯱戦で9回に逆転の決勝タイムリーを放つ。
南海 天川清三郎 2
7日のセネタース戦で4安打完封勝利を飾る。
敢闘賞
金鯱 内藤幸三 1
今節0勝2敗1分ながら3試合に完投する。29イニングスを投げて14安打13四球12三振6失点、自責点5とピッチング内容が良い。
阪急 井野川利春 1
10日の名古屋戦で決勝スリーランホームランを放つ。
イーグルス 玉腰忠義 1
12日の阪急戦で11回を完投して無失点、0対0で引き分ける。
タイガース ジミー堀尾文人 1
11日のセネタース戦で野口二郎から決勝ホームランを放つ。
技能賞
ジャイアンツ 吉原正喜 1
9日のイーグルス戦で一試合5補殺を記録する。
阪急 フランク山田伝 1
12日のイーグルス戦で一二塁間で起きた挟殺プレーにセンターから駆け付けて一走岡田福吉をタッチアウトにする。
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