7月12日 (金) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 阪急 26勝20敗4分 0.565 石田光彦 森弘太郎
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 イーグルス 27勝22敗3分 0.551 玉腰忠義
勝利打点 なし
併殺を取消す
両チーム4安打ずつで11回まで無得点、0対0の引分けに終わった。
7月2日の阪急6回戦でプロ入り初登板初完封をやってのけた玉腰忠義はこの日の7回戦でも阪急打線を無得点に抑え、142球で11回を投げて4安打4四球2三振。これで阪急戦20イニングス連続無失点となった。玉腰忠義はプロ入り2勝目の絶好のチャンスを逃した。結局、玉腰忠義のピッチャーとしての通算勝利数は1勝のみで終わることとなり、戦後は金星、阪急で駿足好打の外野手として活躍することとなる。
阪急は石田光彦が9回3分の0を投げて4安打6四球2三振、二番手の森弘太郎は2イニングをパーフェクトリリーフであった。
イーグルスはこの試合で3つの併殺を喫したが、当初は4つ記録されて後に1つが取り消されたようだ。イーグルスは3回、一死後山田潔が右翼線にヒットを放って出塁、トップに返り岡田福吉の遊ゴロは「6-4-3」と転送される。一走山田は二塁封殺となったが打者走者の岡田はセーフ、ここで守備側に何かが起こり岡田が二塁に走るが一二塁間に挟まれて「3.4.1-8」と転送されてタッチアウトとなった。当初はこれが「併殺」と記録されたようだが後に取り消されている。スコアブックの「雑記」欄には「併殺を取消す」と記載されている。岡田の挟殺は単独のプレーであったと判断されたようだ。岡田をタッチアウトにしたのはセンターのフランク山田伝である。一二塁間の挟殺プレーにセンターから快足を飛ばして参加し、二塁ベース付近でピッチャー石田からの送球を受けて岡田にタッチしたものと考えられる。
当ブログの古い読者の方は、2010年5月28日付け「12年春 阪急vs大東京 3回戦」で、当時阪急のレフトを守っていたジミー堀尾文人が二三塁間での挟殺プレーでレフトから三塁ベースカバーに入り二走成瀬芳輝をタッチアウトしたプレーを覚えておられるかもしれない。当ブログが確認している限りにおいて、外野手が挟殺プレーに参加してタッチアウトした事例はこの2事例だけです。
*玉腰忠義は11回を完投して4安打4四球2三振無失点であった。これで対阪急戦20イニングス連続無失点となった。
*イーグルス3回の攻撃で岡田福吉が一二塁間に挟まれて、挟殺プレーの結果センターのフランク山田伝にタッチアウトされた場面。
*イーグルス3回の攻撃は一死後山田潔が右翼線ヒットで出塁したがトップに返り岡田福吉の遊ゴロで山田は二封された。岡田も挟殺プレーの結果アウトになったので当初は併殺が記録されたが後に取り消されたものである。
*「雑記」欄には「併殺を取消す」と記載されている。
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