月間MVP
投手部門
阪急 森弘太郎 2
今月8試合に登板して7勝0敗3完封、63回を投げて防御率0.86、WHIP0.65、奪三振率2.29であった。ジャイアンツ戦に1勝0敗、タイガース戦に2勝0敗、名古屋戦に2勝0敗と内容も濃く、5月に続いて2度目の受賞となった。
次点の中尾輝三は今月5試合に登板して5勝0敗1完封、42回を投げて防御率0.64、WHIP0.71、奪三振率6.64であった。完投した4試合の被安打は2、2、2、3本であったが与四球は4、5、3、5個であった。ジャイアンツはスタルヒンが1勝4敗と勝てなかったがローテーションでは上位チームと当たり、中尾は裏ローテーションとなり相手に恵まれているだけに数字だけでは評価できない。
野口二郎は今月7試合に登板して5勝1敗、44回3分の2を投げて防御率0.20、WHIP0.67、奪三振率7.98であった。野口は肩を痛めておりリリーフ登板が多いが今月の自責点は1点のみであった。
打撃部門
阪急 井野川利春 1
今月12試合に出場して37打数13安打6得点5打点6四球2盗塁、本塁打1本。打率3割5分1厘、出塁率4割4分2厘、長打率4割3分2厘、OPS0.874であった。球質の劣化と夏場の連戦から各打者の成績が落ち込む中、後半の8試合で26打数12安打と猛打を炸裂させた。
激しい首位打者争いを繰り広げる川上哲治は3割1分8厘、鬼頭数雄は2割2分9厘であった。
カイザー田中義雄は2割8分6厘、ジミー堀尾文人は2割7分3厘、白石敏男も2割7分3厘、千葉茂は2割7分であった。中島治康は2割3分3厘と調子が上がってこない。
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