2012年12月22日土曜日

15年 セネタースvsライオン 7回戦


7月12日 (金) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11  計
0 0 1 0 0 0 0 0 1  0   0   2 セネタース 31勝17敗5分 0.646 浅岡三郎
1 0 0 0 1 0 0 0 0  0   0   2 ライオン     15勝36敗3分 0.294 福士勇  近藤久

勝利打点 なし


2試合連続引分け

 セネタースは鉄人野口二郎に休養を与えて大幅にオーダーを変えてきた。野口の指定席だった三番に山崎文一を入れて、四番には何と小島二男を起用する。小島はプロ入り初の四番となるが、プロ生活でも唯一のスタメン四番となった。

 ライオンは初回、先頭の坪内道則が左中間に二塁打、加地健三郎の右飛で坪内はタッチアップから三進、戸川信夫の三ゴロで三走坪内はホームに突っ込むがサード横沢七郎からの送球にタッチアウト、鬼頭数雄が右中間に三塁打を放って1点を先制する。

 セネタースは3回、先頭の佐藤武夫が左前打を放ち捕逸で二進、織辺由三が四球を選んで無死一二塁、苅田久徳の投前送りバントは佐藤が三封されて失敗、村松長太郎の二ゴロをセカンド前田諭治がエラーして一死満塁、四番小島二男が押出し四球を選んで1-1の同点に追い付く。

 ライオンは2回は前田が牽制死、3回は坪内が盗塁死、4回は2安打と敵失で一死満塁とするが無得点と拙攻が続く。5回、先頭の坪内が三塁に内野安打、加地が送って一死二塁、戸川の右前打と鬼頭の四球で一死満塁、広田修三の左前タイムリーで2-1と勝ち越し、しかし二走戸川はオーバーランして「7-1-5」と転送されてタッチアウト。

 ライオン先発の福士勇は前回登板では11回二死まで無安打無得点を続けながら1点取られて引分けに終わったが、この日も7回まで3安打1失点の好投を見せる。

 セネタースは8回、先頭の織辺由三が右前打、トップに返り苅田の送りバントが野選を誘い無死一二塁、村松が四球を選んで無死満塁、ライオンベンチはここで福士をあきらめてリリーフに近藤久を投入、セネタースも三番山崎文一に代えて取っておきの代打野口二郎を送って勝負を賭けるが野口の打球は三ゴロ、サード戸川からのバックホームで織辺は本封、小島は三振、浅岡三郎も三振に倒れる。

 セネタースは9回、先頭の柳が左翼線にヒット、横沢七郎は二飛に倒れるが、佐藤が左中間に起死回生のタイムリー二塁打を放って2-2と追い付き粘りを見せる。

 延長戦は近藤、浅岡の両投手が無失点で締めて第一試合に続いて2試合連続延長11回引き分く。


 プロ入り初の四番に起用された小島二男は5打席2打数無安打ではあったが3打席連続四球を選んでその内1つは先制の押出し四球であた。セネタースは6安打に終わったが六番柳鶴震が5打数2安打1得点、八番佐藤武夫が4打数2安打1打点の活躍を見せた。

 ライオンは先発全員安打で12安打を放ちながら拙走が目立ち2得点に終わった。

 浅岡三郎は138球で11回を完投し、12安打4四球3三振であった。








 

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