7月7日 (日) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 3 0 1 0 0 0 0 4 ジャイアンツ 34勝16敗 0.680 中尾輝三
0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 阪急 25勝20敗3分 0.556 重松通雄 石田光彦
勝利投手 中尾輝三 11勝5敗
敗戦投手 重松通雄 3勝2敗
二塁打 (ジ)中島
三塁打 (阪)田中
勝利打点 吉原正喜 3
中尾輝三、本盗を決める
ジャイアンツは初回、先頭の白石敏男が中前打で出塁、しかし吉原正喜は二飛、川上哲治は二ゴロ併殺に倒れる。
ジャイアンツは3回、先頭の呉波が四球で出塁、林清一の左前打で呉が三塁に進んで無死一三塁、翌日の読売新聞には「遊撃強襲ヒット」と書かれているのでショート田中幸男がグラブに当てるが左前に抜けて呉が隙を衝いて三塁に進んだものと考えられる。林が二盗を決め、中尾は三振に倒れて一死二三塁、トップに返り白石が四球を選んで一死満塁、吉原の遊ゴロはショート田中からセカンド伊東甚吉に送られるがこれを伊東が落球する間に三走呉が還って1点を先制する。吉原には打点が記録されており、これが決勝点となったことにより吉原には勝利打点が記録される。なお一死満塁から川上の一ゴロで三走林は本封されて二死満塁、中島治康が右翼線に二塁打を放って3-0とする。
ジャイアンツは5回、先頭の中尾が左前打で出塁、トップに返り白石が四球を選んで無死一二塁、阪急ベンチは先発の重松通雄を下げて石田光彦をマウンドに送る。吉原の三ゴロで白石が二封されて一死一三塁、ここでダブルスチールを決めて4-0とする。中尾に本盗が記録された。
阪急は9回、黒田健吾、フランク山田伝が連続四球、黒田が三盗を決めて無死一三塁、井野川利春は捕邪飛に倒れるが山田が二盗を決めて一死二三塁、山下好一の右犠飛で1-4とするがここまで。
中尾輝三は2安打5四球5三振の完投で11勝目をあげる。
ジャイアンツは5回一死、三走中尾、一走吉原の場面でダブルスチールを決めて中尾にホームスチールが記録された。中尾は昭和14年~17年に1個ずつ盗塁を記録しており戦前は4個、戦後も昭和24年に2個、25年と29年に1個ずつで通算8個の盗塁を記録しているが、ホームスチールはこの日だけかもしれない。
*中尾輝三は2安打完投で11勝目をあげる。
*5回に中尾が吉原との重盗で本盗を記録した場面。「O’」が盗塁です。
0 件のコメント:
コメントを投稿