2012年12月4日火曜日

15年 南海vsジャイアンツ 6回戦


7月3日 (水) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 南海             13勝31敗2分 0.295 政野岩夫 劉瀬章
0 0 0 0 0 4 2 0 X 6 ジャイアンツ 32勝15敗 0.681 中尾輝三

勝利投手 中尾輝三 10勝5敗
敗戦投手 政野岩夫   3勝7敗

二塁打 (南)吉川 (ジ)千葉、白石
三塁打 (ジ)呉

勝利打点 川上哲治 8


川上哲治3打数2安打3打点

 南海は政野岩夫、ジャイアンツは中尾輝三が先発。両軍3回まで三者凡退が続き一人の走者も出ていない。

 南海は4回も三者凡退。5回、先頭の吉川義次が四球で出塁するがキャッチャー吉原正喜からの牽制球にタッチアウト。6回も三者凡退とここまで18人で攻撃を終える。

 ジャイアンツは4回、一死後千葉茂が左翼線に二塁打、両軍通じて初ヒットとなる。川上哲治が四球を選んで一死一二塁、中島治康の右飛で二走千葉がタッチアップから三塁に進んで二死一三塁、ここで一走川上がディレードスチールを試みるが一二塁間に挟まれ「2-4-3」と渡ってタッチアウト。5回も一死後平山菊二が四球で出塁するが盗塁失敗に終わる。

 ジャイアンツは6回、一死後中尾が中前打で出塁、トップに返り白石敏男が右翼線に二塁打、千葉が四球を選んで一死満塁、川上が右前に先制の2点タイムリーを放って2-0、中島が左前にタイムリーを放って3-0、更にこの打球をレフト木村勉が逸らす間に一走川上も還って4-0とする。

 南海は7回、先頭の国久松一が四球で出塁、藤戸逸郎の投ゴロの間に国久は二進、岩出清は左飛に倒れるが四番・吉川義次が左中間にタイムリー二塁打を放て1-4とする。

 ジャイアンツは7回裏、先頭の呉波が右越えに三塁打、南海ベンチはここで先発の政野をあきらめて二番手として劉瀬章をマウンドに送る。中尾は二ゴロに倒れて一死三塁、トップに返り白石の投ゴロの間に呉が還って5-1、千葉の三ゴロをサード藤戸が一塁に悪送球する間に千葉は二塁に進み、川上が中前にタイムリーを放って6-1とする。

 中尾輝三は2安打4四球8三振1失点の完投で10勝目をあげる。


 川上哲治が3打数2安打3打点の活躍で夏季シリーズ通算55打数21安打打率3割8分2厘として首位を行く鬼頭数61打数25安打打率4割2分5厘に迫ってきた。因みに夏季シリーズ打率三位はフランク山田伝の2割9分5厘なので、二人が突出している。







 

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