7月14日 (日) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 阪急 27勝21敗4分 0.563 重松通雄
0 0 0 1 0 0 1 4 X 6 セネタース 32勝17敗5分 0.653 三富恒雄 野口二郎
勝利投手 三富恒雄 1勝2敗
敗戦投手 重松通雄 3勝3敗
セーブ 野口二郎 2
二塁打 (セ)苅田2、柳
勝利打点 山崎文一 5
試合巧者
3回まで三者凡退を続けてきたセネタースは4回、先頭の苅田久徳がファウル2つの後の3球目を左翼線に二塁打、村松長太郎はスリーボールからツースリーまでボールを見て6球目を二ゴロ、見事な進塁打で苅田を三塁に進める。山崎文一の遊ゴロで三走苅田はホームに突っ込み、ショート田中幸男がバックホームするがセーフ、野選となって1点を記録する。山崎には打点が記録され、これが決勝点となったので勝利打点が記録される。
セネタース先発の三富恒雄は5回まで3安打1四球1死球とランナーを出しながらも何とか踏ん張り無失点。苅田監督は6回から野口二郎をマウンドに送る。
セネタースは6回、一死後苅田が左翼線に二打席連続の二塁打を放つがここは後続なく無得点。
セネタースは7回、先頭の柳鶴震が左翼線に二塁打、佐藤武夫が送りバントを決めて一死三塁、石井豊の中犠飛で2-0とする。
セネタースは8回、先頭の野口二郎が左前打、織辺由三の投前送りバントをピッチャー重松通雄が一塁に悪送球して無死一二塁、記録は犠打エラー、トップに返り苅田の投ゴロを重松は三塁に送球するがセーフ、野選となって無死満塁、村松が押出し四球を選んで3-0、山崎が左前にタイムリーを放って4-0、二走苅田も三塁ベースを蹴ってホームを狙うがここはこの回からレフトに回っていた黒田健吾からのバックホームにタッチアウト、柳の遊ゴロをショート田中が二塁に悪送球する間に二走村松が還って5-0、一走山崎は三塁に進んで一死一三塁、ここで柳がディレードスチール、柳が一二塁間に挟まれる間に三走山崎がスタート、本塁セーフでホームスチールが記録されて6-0。柳の二塁進塁にも盗塁が記録された。
三富恒雄は5回まで3安打1四球1死球2三振無失点でプロ入り初勝利を飾る。三富は戦後まで投げ続けて通算56勝をマークすることとなるが、その輝かしい第一歩となった。野口二郎は4イニングを3安打1四球4三振無失点で切り抜け当ブログルールによりセーブが記録される。
セネタースは5安打で6得点、試合経過からも分かるとおり試合巧者ぶりを発揮した。4回の点の取りかたなどは時代を超えて基本でしょう。セネタースは首位を行くジャイアンツに3ゲーム差としぶとく喰らい付いている。
*4回表にセネタースが先制点を記録した場目。先頭の苅田久徳は初球から積極的に打って出て2球ファウルの後左翼線に二塁打(「△」がファウルを表す)、二番の村松長太郎はスリーボールナッシングから2球ストライクを見送って6球目にニゴロを打って苅田を進塁させ、山崎文一の遊ゴロが野選を誘って苅田が生還する。
0 件のコメント:
コメントを投稿