１５年 ライオンvs名古屋 ６回戦

7月5日 （金） 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 0 0 0 1 0 0 0 0  1 ライオン １４勝３４敗１分 0.292 福士勇
0 0 0 1 0 4 1 0 X  6 名古屋  ２８勝１７敗４分 0.622 西沢道夫

勝利投手 西沢道夫 ８勝５敗
敗戦投手 福士勇     ６勝１２敗

二塁打　（名）中村、大沢

勝利打点　なし


ライオン守備陣崩壊

　3回まで無安打の名古屋は4回、二死後吉田猪佐喜が右前打で出塁、中村三郎の左翼線二塁打で吉田が還って1点を先制する。

　ライオンは5回、先頭の前田諭治が三塁に内野安打、福士勇の二ゴロの間に前田は二進、トップに返り坪内道則が四球を選び、加地健三郎に代わる代打近藤久は三邪飛に倒れるが玉腰年男が中前に同点タイムリーを放って1-1とする。

　名古屋は6回、先頭の村瀬一三が右前打で出塁、桝嘉一が送って大沢清が右前打から二盗を決めて一死二三塁、吉田の遊ゴロをショート松岡甲二が三塁に送球するがこれが暴投となって二者還り3-1と勝ち越しなお一死二塁、中村三郎の三ゴロで吉田が守備妨害、中村はボークで二進して三浦敏一、芳賀直一が連続四球で二死満塁、西沢道夫の遊ゴロをショート松岡がトンネルする間に二者還って5-1とする。結局ショート松岡の2つのエラーで4点が入った。

　名古屋は7回、先頭の村瀬が四球で出塁、村瀬が二盗を試みるとキャッチャー伊勢川眞澄からの送球はタイミングはアウトであったがショート松岡が落球、記録は松岡のエラーで村瀬には盗塁は記録されていない。大沢が右中間に二塁打を放って6-1とする。

　ライオン先発の福士勇は8回を完投して5安打5四球2三振6失点であったが自責点は1であった。4回の1失点が自責点であったが翌日の読売新聞によると中村三郎の左翼線二塁打を中継したサード戸川信夫がもたついたようで実質的には自責点0だったかもしれない。

　西沢道夫は6安打6四球5三振の完投で8勝目を記録する。名古屋は5安打であったがライオンの4失策に助けられて快勝する。








　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊西沢道夫は6安打完投で8勝目をあげる。