１６年 阪神vs南海 ２回戦

4月22日 （火） 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 1 0 1 2 0 0 0 5 阪神 7勝6敗 0.538 木下勇
0 0 0 2 0 0 0 0 0 2 南海 4勝7敗 0.364 神田武夫 川崎徳次 石田光彦

勝利投手 木下勇     4勝0敗
敗戦投手 神田武夫 2勝3敗

二塁打　（神）野口2、田中、皆川　（南）国久

勝利打点　カイザー田中義雄　2


野口昇、適時二塁打2発

　阪神は2回、二死後中田金一が四球で出塁、野口昇が右中間にタイムリー二塁打を放って1点を先制する。南海ベンチはレフトの岩本義行とセンターの国久松一をチェンジ、南海先発の神田武夫は落ち着きを取り戻し木下勇は二飛に倒れる。

　阪神は3回、先頭の平桝敏男が左前打で出塁、トップに返り皆川定之の一ゴロをファースト村上一治が二塁に送球するがショートの前田貞行が後逸する間に一走平桝は三塁に進み無死一三塁、宮崎剛の三ゴロで一走皆川が二封されて一死一三塁、カイザー田中義雄の右犠飛で2-0とする。

　南海は4回、先頭の国久が左中間に二塁打、安井鍵太郎が右前にタイムリーを放って1-2、ライト中田がファンブルする間に安井は二塁に進み、岩本義行が四球を選んで無死一二塁、村上の遊ゴロは「6-4-3」と渡ってゲッツー、二死三塁から木村勉、岡村俊昭が連続四球を選んで二死満塁、前田が中前にタイムリーを放って2-2と追い付く。

　阪神は5回、一死後皆川の三ゴロをサード安井が一塁に悪送球、宮崎の遊ゴロの間に皆川は二進、田中が右中間に二塁打を放って3-2と勝ち越す。

　阪神は6回、先頭のジミー堀尾文人が四球で出塁、中田の一塁線バントが内野安打となって無死一二塁、野口が右翼線に二塁打を放って4-2、木下勇が中前にタイムリーを放って5-2と突き放す。

　木下勇は5安打4四球無三振の完投で開幕から無傷の4連勝を飾る。


　勝利打点はカイザー田中義雄に記録されたが、野口昇が4打数2安打2打点、タイムリー二塁打2本の活躍を見せた。