5月1日 (木) 甲子園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 黒鷲 4勝13敗 0.235 亀田忠
3 0 1 0 0 0 0 0 X 4 阪神 10勝7敗 0.588 藤村隆男
勝利投手 藤村隆男 3勝2敗
敗戦投手 亀田忠 3勝6敗
三塁打 (神)松尾
勝利打点 なし
玉腰忠義にアクシデント
阪神は初回、一死後宮崎剛が四球で出塁、カイザー田中義雄の右前打で一走宮崎が三塁に向かい、ライト小島利男からのバックサードが悪送球となる間に宮崎が三塁を回ってホームイン、1点を先制してなお一死三塁、土井垣武の左犠飛で2-0、更にジミー堀尾文人が中前打で出塁、松尾五郎が左中間に三塁打を放って3-0とする。
阪神は3回の守備からキャッチャー土井垣武が退きファーストの田中がキャッチャーに回り、ファーストには松木謙治郎が入る。今季の阪神はこのローテーションをよく見せています。
阪神は3回裏、先頭の宮崎が四球で出塁、田中の投前お送りバントをピッチャー亀田忠がお手玉、犠打エラーが記録されて無死一二塁、松木の右飛で二走宮崎はタッチアップから三進、堀尾の左前タイムリーで4-0とする。
藤村隆男は黒鷲打線を4安打に抑えて4四球1三振で今季初完封、3勝目をあげる。
1回表の第一打席で今季17本目のヒットを放った玉腰忠義が1回裏の途中に退場した。一死一塁からカイザー田中が右前打を放ちライト小島利男の三塁送球が悪送球となった場面で、翌日の読売新聞によると「このとき左翼玉腰は金網に激突して退場」とのことです。レフトの玉腰は、田中の当りがライトに飛んだ瞬間アスリートの本能に従いサードカバーに走ったのでしょう。宮崎が三塁に走るのを見てスピードを上げ、小島の送球が逸れるとフェンス際までボールを追いかけた訳です。恐らくフェンス際の手入れが悪く、脚を滑らせたのでしょう。フェンスに激突して退場することとなりました。
玉腰忠義は今季第一節で敢闘賞、第三節で週間MVPを獲得しているように開幕から絶好調で、本日現在53打数17安打、打率3割2分1厘で3割3分3厘の吉原正喜、3割2分7厘の平山菊二に次いで打撃ベストテンの第三位に付けていますが、春季シリーズを棒に振ることとなり、復帰するのは夏季シリーズに入って6月21日の阪急戦からとなります。スタメン復帰は翌22日の名古屋戦からとなりますので、「日本プロ野球私的統計研究会」様が運営する“スタメンアーカイブ”でご確認ください。
*藤村隆男は4安打完封で今季3勝目をあげる。
*阪神1回の攻撃、一死一塁に宮崎剛を置いてカイザー田中義雄が右前打、宮崎が三塁に走りライト小島利男からの三塁送球が悪送球となって宮崎が生還した場面。「9”-5」は塁を二つ与えた失策を表します。田中が三塁に進んだため、小島のエラーで塁を二つ与えたことになります。
*第一打席でセンター左にヒットを放った玉腰忠義は1回裏の途中で谷義夫と交代しました。谷義夫の守備位置「7」の横に「a」と書かれていますが、「備考」欄を見ると1回途中で交代したことが分かります。
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