2013年10月23日水曜日

16年 名古屋vs巨人 3回戦


5月1日 (木) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計       
0 0 0 0 0 2 0 1 4 7 名古屋 8勝9敗 0.471 松尾幸造 西沢道夫
0 0 0 2 0 0 0 0 0 2 巨人   11勝4敗 0.733 澤村栄治 須田博 泉田喜義

勝利投手 西沢道夫 2勝4敗
敗戦投手 須田博     6勝2敗

二塁打 (巨)吉原

勝利打点 なし


猛打賞 (名)芳賀直一 1


吉田猪佐喜が真の殊勲打

 3回まで無安打無得点の巨人は4回、一死後川上哲治の二ゴロをセカンド木村進一がエラー、千葉茂の中前打で一死一二塁、吉原正喜が左翼線に二塁打を放って二者還り2点を先制する。続く平山菊二が四球を選んだところで名古屋ベンチは先発の松尾幸造から西沢道夫にスイッチ、呉波、澤村栄治が連続二ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。

 5回まで2安打無得点の名古屋は6回、一死後桝嘉一が四球を選んで出塁、本田親喜のピッチャー強襲ヒットで一死一二塁、大沢清は右飛に倒れるが、吉田猪佐喜が左中間に三塁打を放って2-2の同点に追い付く。

 巨人は7回から先発の澤村に代えて須田博をマウンドに送る豪華リレーを見せる。

 名古屋は8回、先頭の木村の遊ゴロをショート白石敏男が一塁に悪送球、桝が送って一死二塁、大沢は三振に倒れるが、吉田の二ゴロをセカンド千葉が失する間に二走木村が還って3-2と勝ち越す。

 名古屋は9回、先頭の服部受弘が右前打、芳賀直一が中前打で続いて無死一二塁とするが二走服部がキャッチャー吉原からの牽制に刺されて一死一塁、石丸進一が中前打を放って一死一二塁、西沢がセンター右にタイムリーを放って4-2、一走石丸は三塁に進みパスボールの間にホームインして5-2、木村は三ゴロに倒れるが、桝が中前打、本田が四球を選んで二死満塁、大沢が右翼線にタイムリーを放って6-2、吉田が押出し四球を選んで7-2として試合を決める。


 巨人は須田博をリリーフに送ったが、翌日の読売新聞・鈴木惣太郎の論評によると「須田の救援登場は毎時気乗り薄で成功せず・・・」とのことで、藤本采配に疑問を呈している。

 名古屋の決勝点は千葉茂のエラーによるもので勝利打点は記録されないが、“真の殊勲打”は6回に同点三塁打を放った吉田猪佐喜の一打でしょう。





 

0 件のコメント:

コメントを投稿