2013年10月1日火曜日

16年 巨人vs南海 4回戦


4月21日 (月) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13  計
2 0 0 0 0 0 0 1 0  0   0   0   0   3 巨人 8勝2敗 0.800 中尾輝三 須田博
0 0 0 0 0 0 0 3 0  0   0   0  1X  4 南海 4勝6敗 0.400 石田光彦 吉富欣也 川崎徳次

勝利投手 川崎徳次 2勝3敗
敗戦投手 須田博     5勝1敗

二塁打 (巨)吉原

勝利打点 川崎徳次 1

猛打賞 (巨)中島 1、吉原 1

ファインプレー賞 (巨)呉 1


巨人二位転落

 巨人は初回、白石敏男、水原茂が連続四球で無死一二塁、中島治康が右前に先制タイムリーを放って1-0、川上哲治の一ゴロは「3-6-3」と転送されるがショート前田貞行からの一塁転送が悪送球となる間に二走水原が還って2-0とする。更に千葉茂が四球を選んで一死一二塁、吉原正喜は左飛に倒れるが、平山菊二が四球を選んで二死満塁、しかし呉波は中飛に倒れてスリーアウトチェンジ。

 巨人は2回、先頭の中尾輝三が四球で出塁、南海ベンチはここまで5四球の先発・石田光彦をあきらめて吉富欣也をマウンドに送る。

 巨人は8回、先頭の吉原が左翼線に二塁打、平山の遊ゴロの間に吉原は三進、呉に代わる代打楠安夫は三ゴロに倒れて二死三塁、中尾が左前にタイムリーを放って2-0とする。

 南海は8回裏、一死後国久松一が左前打で出塁、安井鍵太郎が四球を選び岩本義行も四球で一死満塁、村上一治が押出し四球を選んで1-3、巨人ベンチは堪らんとばかりに中尾をあきらめて須田博を投入、しかし木村勉が押出し四球を選んで2-3、岡村俊昭が中前にタイムリーを放って3-3の同点、二走村上も三塁ベースを蹴ってホームを狙うがレフト平山からのバックホームを須田が中継し「7-1-2」と転送されてタッチアウト、二死一二塁から前田が右前打、二走木村が三塁ベースを蹴ってホームに突っ込むがライト中島からのバックホームにタッチアウト。

 同点に追い付いた南海は9回から川崎徳次をマウンドに送り、3対3のまま延長戦に突入する。

 巨人は10回表、千葉が右前打、吉原が左前打を放って無死一二塁、平山の投前送りバントはピッチャー川崎が三塁に送球して二走千葉は三封、林清一の二ゴロは「4-6-3」と渡ってダブルプレー。

 南海は10回裏、先頭の岩本が中前打、村上の打球は右前に飛ぶがライト中島から二塁に送球されてフォースアウト、ライトゴロとなって一死一塁、木村は一邪飛に倒れるが岡村が右前打を放って二死一二塁、前田は三振に倒れてスリーアウトチェンジ。

 巨人は11回表、二死後水原が四球で出塁、中島の右前打で二死一二塁、しかし川上は一ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。

 11回裏から13回表まで両軍三者凡退。

 南海は13回裏、先頭の木村の遊ゴロをショート白石が一塁に悪送球、岡村の遊ゴロをショート白石は二塁に送球するが又も悪送球、野選とエラーが記録されて木村が三塁に進み無死一三塁、前田の四球は敬遠策か、無死満塁となって柳鶴震は捕邪飛、これはスクイズ失敗の可能性もある。一死満塁から川崎が右犠飛を打ち上げて南海がサヨナラ勝ち。

 南海は立ち上がりから四球連発の石田光彦を早めに見切り、二番手の吉富欣也が7イニングを5安打5四球1三振1失点でつなぎ、三番手の川崎徳次が5イニングを3安打1四球2三振で締めた。


 巨人は大洋に抜かれて二位に転落した。初回に2点を取ったあとの二死満塁で当っている呉波に追撃弾が出ていればそこで試合を決めることができたかもしれないが、二試合連続背信投球を続けている南海先発の石田光彦が何とか踏ん張った。南海ベンチは20日の朝日戦に続いて四球連発の石田をすぐに引っ込めていますが、そろそろ怪しいと感じ始めているのかもしれません。


 Wikipediaの中島治康の項に「守ってはその強肩で、ライトゴロを何度か成功させるなどチームのピンチを幾度となく救った」と書かれていますが、10回のライトゴロはその一つです。本日の巨人外野陣は中島が2補殺、平山が1補殺、呉波が1補殺を記録した。呉が6回に見せた中飛をキャッチして飛び出した一走を刺した美技に「ファインプレー賞」が贈られた。







*南海ベンチは四球連発の石田光彦をすぐに引っ込めて吉富欣也-川崎徳次とつないで巨人を破る。










*川崎徳次の犠飛でサヨナラ勝ちした南海打線。今季から「犠飛」は記録されなくなり、川崎のサヨナラ犠飛は「F9」と凡打扱いとなっています。



















 

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