１２年春 阪急vs金鯱 ４回戦

6月17日 （木） 西宮


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 1 4 0 0 0 0 1 6　阪急　１９勝１８敗２分　0.514　重松通雄
0 0 2 0 2 0 0 0 0 4　金鯱　１４勝２３敗１分　0.378　古谷倉之助-中山正嘉


勝利投手 重松通雄 ４勝２敗
敗戦投手 古谷倉之助 ９勝１０敗


二塁打　（阪）山下好
三塁打　（阪）林　（金）古谷、島


林信一郎、満塁走者一掃の三塁打


　阪急はトップにライト西村正夫を戻し、三番レフトに北井正雄を起用する。
　阪急は3回、重松通雄、林信一郎の連打で一死一三塁とし、西村の二ゴロ併殺崩れの間に1点を先制、西村の脚が生きた。金鯱はその裏、二死から濃人渉が四球で出塁、島秀之助が右中間に三塁打を放ち1-1の同点、小林利蔵四球で二死一三塁とするとダブルスチールを決めて2-1と逆転に成功。

　阪急は4回、一死後山下好一左中間二塁打、黒田健吾四球、二死後倉本信護の中前タイムリーで2-2の同点、重松四球で二死満塁、ここで九番林信一郎が右中間に走者一掃の三塁打を放ち5-2と逆転する。金鯱は5回、江口行男四球、濃人の送りバントが内野安打、島秀之助が送り小林利の遊失で3-5、黒澤俊夫四球後、古谷倉之助の遊ゴロで4-5と一点差に迫る。

　5回ころから降り出した雨脚が強くなり、金鯱8回の攻撃中タイムがかかり5時15分から同27分まで12分間の中断。9回阪急の攻撃時にも5時31分から同42分、5時45分から6時7分と二回の中断、古谷の肩が冷えたか金鯱は中山正嘉をリリーフに送るが阪急は一死一二塁から北井の遊失の間に1点を追加して6-4で勝利する。

　試合開始3時3時55分、三回合計45分間の中断をはさみ試合終了は6時25分であった。重松通雄は三度の中断にも気持ちを切らさず古谷倉之助との軟投対決を制して4勝目をあげる。