6月16日 (水) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 1 0 2 0 0 0 4 ジャイアンツ 30勝9敗1分 0.769 スタルヒン
2 0 0 0 0 0 0 0 0 2 金鯱 14勝22敗1分 0.389 鈴木鶴雄-中山正嘉
勝利投手 スタルヒン 9勝4敗
敗戦投手 鈴木鶴雄 2勝6敗
二塁打 (金)江口
三塁打 (ジ)平山
ジャイアンツ、そつのない走塁
ジャイアンツは初回、トップの呉波が四球で出塁、三原の二失の間に呉は三塁へ、打者水原の時、キャッチャー相原輝夫からピッチャー鈴木鶴雄への返球が逸れる隙を突いて呉がホームを陥れて1点を先制、記録は捕手エラー。金鯱はその裏、濃人渉遊失、小林利蔵四球、黒澤俊夫左前打で一死満塁とし、瀬井清の遊ゴロをショート筒井修が再び失して1-1、小林茂太の中犠飛で2-1と逆転に成功。
ジャイアンツは4回、中島治康が右前打で出塁するが二盗に失敗、永澤富士雄右前打、平山菊二右中間三塁打で永澤が還り2-2の同点。その裏金鯱も二死から江口行男、相原の連打でチャンスを作るがここはスタルヒンが踏ん張って鈴木鶴雄は三振。
ジャイアンツは6回、一死後中島、永澤が連続ヒットで一死一二塁、筒井の当りは中堅奥への飛球、センター島秀之助が捕球し、中島はタッチアップから三塁へ進む。島は中継のショート濃人に返球、濃人が一走永澤の動きを警戒する隙を突いて中島はホームへ突入、キャッチャーに返球されるが中島ホームインで3-2、この間に永澤も二塁に進む。平山菊二の遊ゴロは一塁悪送球となり永澤が二塁からホーム還って4-2。
スタルヒンは2回以降金鯱打線を4安打に抑え、結局5安打3四球7三振の力投で9勝目をあげる。
昨年内藤幸三に苦しめられたジャイアンツも内藤が兵役で抜けた今季はジャイアンツの7勝1分で終了する。澤村栄治が4勝、スタルヒンが2勝。4回戦では古谷倉之助が延長12回を完投するが惜しくも3対3の引分けに終わるなど、金鯱の健闘が目に付いたが結果は全敗であった。切り札古谷倉之助を澤村を避けながら使ってくる岡田源三郎監督と、前川八郎をあて馬先発させて古谷に澤村をぶつけてくる藤本定義監督との駆け引きが見ものであった。
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