2010年7月27日火曜日

12年春 セネタースvs大東京 8回戦

7月4日 (日) 西宮


1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 0 0 0 2 0 1 0 1   4 セネタース 26勝24敗     0.520 金子裕-伊藤次郎-浅岡三郎-野口明
1 1 1 7 0 0 0 0 X 10 大東京    19勝28敗3分 0.404 菊矢吉男


勝利投手 菊矢吉男 4勝1敗
敗戦投手 伊藤次郎 4勝7敗


二塁打 浅原3


浅原直人、三打席連続二塁打


 大東京は初回、先頭の鬼頭数雄が中前打で出塁、大友一明四球から四番浅原直人が右翼線に二塁打を放ち1点を先制。2回には柳澤騰市四球と盗塁、これを鬼頭が中前タイムリーで還して2-0。3回は、先頭の浅原が三塁線に二塁打、中村三郎が送り坪内道則の遊ゴロの間に浅原が還り3-0とする。

 大東京は4回、一死後菊矢吉男が左中間に三塁打、鬼頭四球後盗塁、大友四球で一死満塁、ここから水谷則一右前、浅原右翼線二塁打、中村左前、坪内中前と四連続タイムリーで5点、更に藤浪光雄四球後菊矢に中前2点タイムリーが飛び出しこの回大量7点をあげて10-0とする。

 セネタースは5回から反撃に転じ、綿貫惣司、浅岡三郎のヒットと二つの押出しで2点、7回には北浦三男の右犠飛、9回には押出し四球で1点ずつを返すが10対4で大東京が快勝。菊矢吉男は5安打8四球6三振の完投で4勝目をあげる。浅原直人は第一打席から三打席連続二塁打を放つ。

 菊矢吉男はタイガース時代には大量リードの場面でしか出番はなく、このトレードは大成功。松木謙治郎著「タイガースのおいたち」によると、菊矢は八尾中学時代から剛球で鳴らしたがコントロールが悪くタイガースでは出番は無かったが、仮想澤村役としてプレート三尺前からの投球練習が菊矢には大きく役立ち大東京に移って主力投手になったと紹介されている。

 セネタースはこのカード5勝3敗と勝ち越す。浅岡三郎が5勝のうち3勝、大東京3勝のうち菊矢吉男が2勝をあげる。

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