2010年7月21日水曜日

12年春 大東京vsタイガース 7回戦

7月1日 (木) 西宮


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 3 0 0 2 4 0 0 0 9 大東京   18勝26敗3分 0.409 近藤久
0 1 0 0 0 0 4 0 0 5 タイガース 35勝12敗1分 0.745 西村幸生-青木正一-御園生崇男


勝利投手 近藤久  11勝9敗
敗戦投手 西村幸生 9勝3敗


二塁打 (大)鬼頭 (タ)岡田、松木、景浦、山口
三塁打 (タ)山口


タイガース、守乱による敗戦


 大東京は2回、煤孫伝の二ゴロをセカンド奈良友夫がエラー、奈良は初回にも水谷則一のゴロをエラーしており本日二個目、柳澤騰市、近藤久が安打で続き二死満塁と先制のチャンス、トップに返り鬼頭数雄が左中間に二塁打を放ち2点を先制、更に大友一明の一飛をファースト松木謙治郎が落球する間に近藤が還り3-0とする。タイガースは2回、山口政信の中越え三塁打と門前真佐人の左前打で1点を返し1-3 。タイガースは3回からセカンドを奈良から藤村富美男に交代。石本秀一監督は広島商業時代の教え子である奈良には、三番に抜擢しているだけに特に厳しい。

 大東京は5回、鬼頭の二ゴロを今度は藤村がエラー、大友が中前に落として俊足鬼頭は三塁へ、ここでセンター山口がサードに悪送球して鬼頭ホームに生還、大友も三塁に進み煤孫の右前タイムリーで還って5-1とリードを広げる。大東京は6回、二死から近藤四球、鬼頭右前打、大友四球で二死満塁、ここで水谷則一が右翼線に2点タイムリーを放ち7-1。浅原直人も三遊間にタイムリーを放ち8-1、傷が癒えて5回から煤孫に代わってセンターに入った坪内道則の遊ゴロをショート岡田宗芳が一塁に悪送球する間に水谷がセカンドからホームに還り9-1と大量リードする。タイガースは7回から西村幸生を下げて青木正一をマウンドに送る。

 タイガースは7回、ようやく目覚めて伊賀上良平左前打、青木右前打松木右前タイムリー、藤井勇左翼線安打、藤村右犠飛、景浦将タイムリー内野安打、山口右越えタイムリー二塁打で4点を返すが前半の失点が大き過ぎた。

 近藤久は12安打を許すも4四球5三振の完投で11勝目、タイガースは6エラーと守備が破綻をきたし打っても10残塁、首位ジャイアンツを追う立場となっただけにこの敗戦は痛い。タイガースは5月13日の対名古屋3回戦においても6失策でゲームを落としているが、守乱による敗戦は今季二度目となる。これで首位との差は1ゲーム差、前日点灯したジャイアンツのマジックナンバーは7となった。

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