2010年7月24日土曜日

12年春 金鯱vs名古屋 6回戦

7月3日 (土) 洲崎


1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
3 0 0 0 0 0 0 0 0  1   4 金鯱   20勝26敗1分  0.435 鈴木鶴雄-古谷倉之助
1 0 0 1 1 0 0 0 0 2X  5 名古屋 18勝31敗    0.367 木下博喜-田中実


勝利投手 田中実        8勝6敗
敗戦投手 古谷倉之助 12勝11敗


二塁打 (金)黒澤 (名)白木、田中


キャッチャー三浦敏一、三者連続補殺


 名古屋ダービー第六戦、五連勝と波に乗る金鯱を名古屋が止めることができるかどうか。

 金鯱は初回、先頭の濃人渉が遊撃内野安打、ショート芳賀直一の一塁悪送球で一挙に三塁に進む、ここで島秀之助が三塁線を破り1点を先制。小林利蔵が送り瀬井清の右中間三塁打で2-0、更に小林茂太の三塁強襲ヒットで3-0とし、勢いの違いを見せつける。
 名古屋は1回裏、先頭の石丸藤吉が一塁内野安打で出塁し二盗、キャッチャー悪送球で三塁に進み、小島茂男の遊ゴロの間に石丸が還り1-3。名古屋は4回、瀬井清が右前打で出塁すると白木一二の右中間二塁打で一挙ホームに還り2-3。更に5回、三浦敏一左前打、盗塁とワイルドピッチで三塁に進んだ三浦を桝嘉一が右犠飛で還して3-3の同点に追い付く。

 名古屋は8回、この回先頭の桝が遊失に生き、小島ピッチャー横のゴロは鈴木鶴雄から一塁ベースカバーに入ったセカンド江口に送球されるがこれを江口が落として無死一二塁、瀬井の右飛で二走桝はタッチアップから三塁に進み一死一三塁。ここで金鯱ベンチは先発の鈴木鶴雄から古谷倉之助にスイッチ、白木四球で一死満塁、バッターは前田喜代士に代わり代打遠藤忠二郎が登場、しかし遠藤はキャッチャー前のゴロに倒れキャッチャー相原輝夫はホームを踏んでから一塁に送球してゲッツー、金鯱はピンチを切り抜ける。

 名古屋は9回、先頭の三上良夫が四球で出塁、代走に五味芳夫を起用、江口行男死球で無死一二塁、名古屋ベンチは先発木下博喜から田中実にスイッチ、金鯱は相原に代わり代打安永正四郎を起用、ここで二走五味がキャッチャー三浦からの牽制に刺されて一死一塁、カウントツースリーから安永三振、スタートをきっていた一走江口は三浦からの送球に刺されて三振ゲッツー。三浦は8回にも二死からヒットで出塁した黒澤俊夫の二盗を刺しており、五番黒澤、六番五味、七番江口と三者連続補殺を達成する。

 名古屋は9回、三つの四球で一死満塁とサヨナラのチャンスを迎えるがここは古谷が踏ん張り延長戦に突入。

 金鯱は10回表、この回先頭の古谷が四球で出塁、濃人が送って一死二塁、佐々木常助のサードゴロをファースト小島が落球して一死一三塁、ここで勝負強い小林利蔵が左前にタイムリーを放って4-3とリードする。

 名古屋は10回裏、一死後白木が右中間に三塁打を放って出塁、高木茂の遊ゴロで白木がホームを突きショート濃人がバックホーム、これを相原に代打を出した関係で二番手マスクの松元三彦が落球、4-4の同点となる。小坂三郎の投ゴロで高木が二塁に進み二死二塁、ここで田中実が左中間に劇的なサヨナラ二塁打を放って金鯱の連勝を5でストップさせる。


*写真は三浦敏一捕手が三者連続補殺を記録したシーン


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