2010年7月6日火曜日

12年春 タイガースvsセネタース 7回戦

6月19日 (土) 上井草


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 0 0 3 0 1 0 0 5 タイガース 32勝8敗1分 0.800 景浦将-若林忠志
1 0 1 0 0 1 0 0 0 3 セネタース 23勝17敗   0.575 野口明


勝利投手 景浦将  9勝3敗
敗戦投手 野口明 15勝4敗
セーブ   若林忠志 3


二塁打 (タ)伊賀上、景浦 (セ)苅田2、中村民、武田


タイガース盤石


 タイガースはリリーフ登板が多い景浦将が先発、センターに御園生崇男を入れ山口政信がライトに回る。三番定着の奈良友夫に代えて藤村富美男をセカンド先発起用するが奈良の代わりにそのまま三番に入るところがタイガース選手層の厚さを物語っている。

 タイガースは初回、トップの松木謙治郎が四球で出塁するが、強攻策に出て藤井勇は二ゴロ、4-6-3と渡ってセネタース得意の併殺網に掛かる。セネタースは1回裏、トップの苅田久徳が右中間に二塁打を放つとこちらは北浦三男が送りバント、一死三塁として尾茂田叶の中犠飛で1点を先制。
 タイガースは2回、景浦一邪飛、山口の当りはピッチャーを強襲するがバックアップの苅田が一塁に送球してツーアウト、しかし御園生が四球で歩き、伊賀上良平の中越え二塁打で御園生が還り1-1の同点。セネタースは3回、この回先頭の苅田が又も左翼線に二塁打を放ち北浦が送りバント、尾茂田がセカンド藤村の左を抜き2-1と再びリードする。続く中村民の右中間への当りはライトセンターがお見合いとなり二塁打となるが後続なし。タイガースは4回からライト山口とセンター御園生を入れ替えて守備力を強化。
 タイガースは5回、一死後藤井三失、藤村遊失とセネタース守備陣の乱れからチャンスをもらうと景浦タイムリー、山口犠牲フライ、伊賀上タイムリーで4-2とあっさり逆転。5回からはセカンド藤村に代えて奈良友夫を投入して守備陣も万全。

 セネタースは6回、野口明の中前打から武田勇、中村信一も連続中前打し、苅田の遊失の間に1点返して3-4とするが反撃もここまで。タイガースは7回、二塁打の景浦を伊賀上の中前タイムリーで還して5-3とリードを広げると7回から景浦をライトに下げて若林忠志を投入、若林は3イニングを1安打に抑えてタイガースが逃げ切りこれで7連勝。
 セネタースもベストに近い試合運びで応戦して好ゲームに持ち込むもタイガースの盤石の強さに一歩及ばず。

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