2010年7月19日月曜日

12年春 大東京vs名古屋 8回戦

6月27日 (日) 洲崎


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 2 0 0 2   大東京 17勝26敗3分 0.395 桜井七之助
0 0 1 2 0 0 0 5 X 8   名古屋 17勝30敗    0.362 木下博喜-田中実


勝利投手 木下博喜   3勝10敗
敗戦投手 桜井七之助 0勝4敗
セーブ    田中実 3


二塁打 (名)小島、三浦


木下博喜、無安打ピッチング


 名古屋は3回、二死から志手清彦が中前打で出塁、石丸藤吉四球後、桝嘉一の三ゴロをファースト浅原が落球する間に志手が還り1点を先制。更に4回、先頭の大沢清四球、石田政良の三前送りバントをサード柳澤騰市が悪送球して無死二三塁、大東京先発の桜井七之助は快速球で芳賀直一二ゴロ、木下博喜三振に打ち取るが三浦敏一が右前に2点タイムリーを放って3-0。

 木下博喜は大東京打線を6回までノーヒットに抑える好投。しかし7回、無死から中村三郎、藤浪光雄に連続四球を与えたところで無安打無得点のまま降板、田中実に後事を託す。桜井左飛で一死一二塁、大友一明中前打で一死満塁、ここで鬼頭数雄が右前に2点タイムリーを放ち木下に自責点2が記録される。田中実はこの後を8回の中村の1安打だけに抑えているだけに鬼頭への投球は悔いの残るところ。この晩田中実と木下博喜はどのような会話を交わしたのであろうか。

 名古屋は8回、大東京守備陣の乱れを突いて5点を追加、すなわち、石丸四球、桝の三ゴロをサード柳澤が本日二つ目の悪送球、小島茂男の右中間二塁打でまず2点、大沢清の一ゴロで小島三進、石田四球と盗塁で一死二三塁、芳賀直一の遊ゴロをショート中村三郎が悪送球(前日当ブログで中村はショートにコンバートされて無難にこなしていると褒めたばかり、得てしてこんなもんです。)して2点、田中中前打、三浦敏一右中間タイムリー二塁打で都合5点をあげて試合を決める。この回のアーンドラン(自責点)は間にエラーが入っていない石丸の得点のみ、桜井七之助は8失点ながら自責点はこの1点のみ、大東京の4失策がことごとく失点に結びついたゲームであった。脆さと強さが大東京の魅力ではありますが。

 このカードは大東京の5勝3敗。ロースコアの投手戦は一度もなく打ち合いになるゲームが多く、打力に優る大東京が二度の二桁得点が効いて勝ち越した。名古屋投手陣は森井、木下、遠藤と軟投派が多くタイミングさえ合えば炎上する。5月29日の延長12回9対6で名古屋が勝利した試合が印象深い。

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