2010年7月7日水曜日

12年春 金鯱vs大東京 7回戦

6月19日 (土) 西宮


1 2 3 4 5 6 7 8 9 10  計
0 0 0 0 0 0 0 3 0  0    3 金鯱   14勝24敗1分 0.368 古谷倉之助-中山正嘉
1 1 0 0 0 1 0 0 0 1X   4 大東京 15勝22敗3分 0.405 菊矢吉男-近藤久


勝利投手 近藤久   8勝9敗
敗戦投手 中山正嘉 3勝6敗


三塁打 (金)島


大東京、猛打賞が4人


 大東京は初回、鬼頭数雄が右前打で出塁、柳澤騰市三塁内野安打、水谷則一の投ゴロで鬼頭は三封、浅原直人三塁内野安打で一死満塁、煤孫伝も遊撃内野安打で1点を先制する。大東京は2回、二死から菊矢吉男が中前打、鬼頭の右前打をライト佐々木常助が後逸する間に菊矢が長駆ホームに還って2-0とする。大東京6回、一死後中村三郎左前打、大友一明四球からダブルスチールを決めて一死二三塁、藤浪光雄の三ゴロで中村がホームを突くがタッチアウト、しかし菊矢が中前に痛打を放って大友を迎え入れ3-0とする。

 今や大東京の右のエースとなった菊矢吉男は7回まで6安打を許すがいずれも散発、無得点に抑える。金鯱は8回、一死後島秀之助が右中間に三塁打、黒澤俊夫四球後盗塁を決めて一死二三塁、四番ピッチャー古谷倉之助が三遊間を破り二者還り2-3、古谷はレフトからのバックホームの隙に二塁を陥れる。続く小林利蔵の遊ゴロの間に古谷は三進、瀬井清が中前にはじき返して3-3の同点に追い付く。

 8回から金鯱はキャッチャーを松元三彦から本職の相原輝夫に交代。大東京は8回、一死後中村が左前打を放つが後続なし。金鯱は9回、一死後濃人渉が左前打で出塁するが盗塁失敗、濃人はここ二試合連続2失策と得意の守備と走塁に精彩を欠いている。大東京は9回裏、この回先頭の菊矢がこの日4本目のヒットで出塁、代走に坪内道則を起用する。鬼頭も中前打で続き無死一二塁、ここで金鯱は古谷をファーストに回しファースト小林利蔵に代わり中山正嘉が入ってピッチャー。柳澤一飛、水谷の当りはピッチャーライナー、二走坪内が飛び出しており二塁に送球してゲッツー、試合は延長へ突入。

 菊矢に代走を送ったため大東京のマウンドには左のエース近藤久が登場。金鯱は10回、先頭の黒澤が遊失に生き古谷の送りバントが内野安打となり無死一二塁、本日初打席となる中山の送りバントは小フライとなりキャッチャーが掴み飛び出していた二走黒澤も刺されてツーアウト、瀬井も中飛に倒れる。

 大東京は10回裏、一死後煤孫が右前打で出塁、中村がピッチャー強襲安打で続き大友四球で一死満塁、藤浪の遊ゴロをショート濃人がバックホームするがこれが暴投となり大東京がサヨナラで勝利を掴む。

 大東京は菊矢の4安打を筆頭に鬼頭、煤孫、中村が3安打と猛打賞が4人。一方金鯱では濃人が3安打と打撃では気を吐くが走守がいただけない。

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