1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 0 0 4 0 0 1 0 6 ジャイアンツ 33勝10敗1分 澤村栄治
0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 大東京 15勝24敗3分 大友一明-桜井七之助
勝利投手 澤村栄治 19勝3敗
敗戦投手 大友一明 3勝9敗
三塁打 (ジ)呉
倉信雄、代役をこなす
いよいよ最終第四期のスタート。
初回呉波のヒットと水原茂の四球で掴んだ一死一二塁のチャンスを中島治康の二ゴロ併殺打で潰したジャイアンツは2回、永澤富士雄、筒井修、平山菊二の三連打で無死満塁、ここで澤村栄治の投ゴロで1-2-3のゲッツー、又もチャンスは潰えたかに見えたが、6月20日の阪急戦に続き二試合連続先発マスクを被る九番倉信雄が中前に先制タイムリーを放ち1-0とする。ジャイアンツは4回、平山、澤村の連打に倉の送りバントなど追加点のチャンスを掴むが後続なく、5回、四球と三失で二死一二塁として澤村が中前に快打を放ち筒井が還って2-0、倉が四球を選び二死満塁とするとトップに返り呉が左中間に走者一掃となる三塁打を放ち5-0と突き放す。
大東京は5回、二死から大友一明四球、鬼頭数雄の中前打で一三塁とし、重盗を決めて1点返すが、ジャイアンツは8回、三原、水原、中島の三連打で1点追加、6-1とする。
週末の26、27日にタイガースとの決戦を控えるジャイアンツは澤村を先発に起用、明日24日の大東京6回戦と25日の名古屋6回戦をスタルヒンと前川で乗りきりタイガース戦に澤村で勝負を賭けるローテーションを組んだ。この日の澤村はストレートとドロップが冴えて7安打を許すも4四球、6三振の完投で19勝目をあげる。タイガース戦で20勝到達なるか否かが今季のペナントの行方を左右することとなった。
今季のジャイアンツのキャッチャーは内堀保が出ずっぱりの状況であり、開幕から35戦連続先発マスクを被ってきた。6月11日のイーグルス6回戦で初めて津田四郎主将がスタメンマスク、5試合内堀が続いて19日の阪急7回戦が津田、20日の阪急8回戦と本日は倉信雄が先発マスクを被り久しぶりの出場とは思えない活躍を見せている。決戦を控えて内堀のオーバーホールも万端。
*写真は昭和9年全日本時の倉信雄のサイン。
*写真下は昭和10年第1回アメリカ遠征時の内堀保と津田四郎のサイン
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