2014年8月5日火曜日

16年 阪急vs黒鷲 12回戦


11月14日 (金) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 0 0 2 0 0 2 0 1  5 阪急 53勝30敗1分 0.639 森弘太郎
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0 黒鷲 27勝55敗1分 0.329 金子裕 石原繁三

勝利投手 森弘太郎 30勝8敗
敗戦投手 金子裕       1勝6敗

三塁打 (急)新富

勝利打点 なし


森弘太郎、今季11度目の完封

 阪急は3回まで無安打2四球無得点。黒鷲は3回まで三者凡退が続き静かな序盤戦であった。

 阪急は4回、一死後日比野武がチーム初ヒットとなる右前打で出塁、黒田健吾が四球を選んで一死一二塁、森田定雄が右翼線にヒットを放つと二走日比野は三塁ベースを蹴ってホームに向かう。ライト富松信彦からのバックホームが悪送球となる間に富松が生還して1点を先制、伊東甚吉がストレートの四球を選んで一死満塁、田中幸男は遊飛に倒れるが森弘太郎が押出し四球を選んで2-0とする。

 阪急は7回、一死後フランク山田伝が四球を選んで出塁、新富卯三郎が左中間に三塁打を放って3-0、日比野の左犠飛で4-0とリードを広げる。

 阪急は9回、一死後中島喬が中前打で出塁、山田が右前打で続き、新富が四球を選んで一死満塁、日比野が押出し四球を選んで5-0とダメ押す。

 森弘太郎は4安打1四球2三振で今季11度目の完封、遂に30勝に乗せた。完封数で並ばれた中尾輝三と野口二郎に一個差を付けた。


 このところ猛打が続く新富卯三郎は、本日は4打数1安打であったが勝負を決めるタイムリー三塁打を放った。新富は秋季シリーズに入って78打数28安打打率3割3分3厘で首位打者。二位~五位は巨人の川上哲治、中島治康、白石敏男、水原茂が続いているが、新富は二位川上に3分2厘差を付けて断トツの首位打者である。昭和14年以降は一シーズン制と勘違いされている方が大宗を占めていると考えられるところ、実際は春季、夏季、秋季と三シーズンに分けて運営されており、三季それぞれで優勝チームと首位打者の表彰が行われているのが歴史上の事実です。年間の優勝チームと首位打者も表彰対象となってはいますが。






*森弘太郎は黒鷲打線を4安打に抑えて今季11度目の完封、30勝目に乗せた。














 

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