2014年8月3日日曜日

16年 巨人vs大洋 13回戦


11月11日 (火) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 0 1 0 0 0 0 0 2  3 巨人 61勝22敗2分 0.735 中尾輝三
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0 大洋 43勝37敗3分 0.538 古谷倉之助

勝利投手 中尾輝三   26勝9敗
敗戦投手 古谷倉之助 3勝7敗

勝利打点 白石敏男 8

ファインプレー賞 (大)濃人渉 7


中尾輝三、今季10度目の完封

 巨人は3回、先頭の呉波の二ゴロをセカンド中村信一がエラー、中尾輝三が送って一死二塁、トップに返り白石敏男が中前にタイムリーを放ち1点を先制する。

 巨人は4回、先頭の川上哲治が左前打で出塁、千葉茂の三前バントが内野安打となって無死一二塁、しかし吉原正喜は左飛に倒れ、平山菊二の二ゴロが「4-6-3」と転送されてダブルプレー。

 このゲッツーで大洋先発の古谷倉之助は息を吹き返した。得意のドロップが冴えて5回~8回を無安打に抑える。

 巨人先発の中尾は古谷以上の快投を見せて6回まで大洋打線を3安打無失点に封じる。

 巨人は9回、先頭の水原茂がストレートの四球で出塁、中島治康の中前打で無死一二塁、川上の二ゴロは「4-6-3」と渡ってダブルプレー、しかし二死三塁から千葉の三塁内野安打で三走水原が還り2-0、吉原が四球を選んで二死一二塁、平山の二ゴロをセカンド中村が失する間に二走千葉が一気にホームに還り3-0として試合を決める。

 中尾輝三は7回以降の大洋の反撃を無安打に抑え、3安打2四球7三振で今季10度目の完封、26勝目をあげる。これで完封数トップの森弘太郎に並んだ。


 大洋は昨日に続いて苅田久徳が不出場。代わってセカンドに入った中村信一の2エラーが響いた。苅田の自伝「天才内野手の誕生」によると、チームの成績は良かったが合併球団内部の事情は複雑だったようで、苅田は来季監督を降りることとなり、シーズン途中で大和に移籍することとなる。

 同著には「シーズン3位であったが、秋季だけに限っていえば5位。高橋、中村、石原らが再度召集にとられ、黒沢も兵役に服した。」と書かれている。正しくは、中村信一はシーズン最後まで出場しており、石原繁三は大洋では4月14日の朝日戦に先発した1試合の登板だけで黒鷲に移籍してシーズン最後まで投げ続けている。

 高橋輝彦は7月3日の南海戦を最後に試合には出場していないのでこの頃応召したと推測できる。黒澤俊夫は開幕からほぼ全試合で四番の座についていたが7月14日の黒鷲戦を最後にばったりと姿を消している。黒澤もこの時期に応召したと推察されるが、読売新聞の記事には黒澤についても高橋についても応召の記事は見られない。昭和16年夏には報道統制がとられていたことが強く推認できる。開幕から四番に入っていた主力選手が突然姿を消しても報道できない状況だったのである。


 9月28日の朝日戦での登板を最後に突如として姿を消した澤村栄治の場合でも、二度目の応召について読売新聞では全く触れられていないことは2014年5月10日付けブログ「澤村栄治、二度目の兵役 」でお伝えしているとおりです。

http://shokuyakyu.blogspot.jp/2014/05/blog-post_10.html






*中尾輝三は今季10度目の完封で26勝目をあげる。









 

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