三冠への道 2014 その10

　7月の月間MVP争いでは、ナ・リーグのクレイトン・カーショウとジェイソン・ワースは予想どおりでしたがア・リーグを二人ともハズしました。


　ア・リーグ打撃部門は「トリー・ハンターとホセ・アブレイユの一騎打ち」とした上でトリー・ハンターと予想しましたがホセ・アブレイユが4月に続いて2度目の受賞となりました。どうも全米記者諸君には年長者に敬意を表す習慣がないようです。


　ア・リーグ投手部門はコーリー・クルーバーと予想しましたが、こちらも4月に続いてソニー・グレイが2度目の受賞となりました。コーリー・クルーバーの予想は5月に続いて2度目のハズれとなりましたが、昨年も当ブログが月間MVPに2回ノミネートしながら一度も受賞しなかったマックス・シャーザーがサイ・ヤング賞を受賞していますので、今年のサイ・ヤング賞はコーリー・クルーバーの可能性があります。



　実際、8月6日現在の今季通算成績ではクルーバーが12勝6敗、165回3分の2を投げて177奪三振、防御率2.55、WHIP1.08に対して、グレイは12勝5敗、150回3分の1を投げて131奪三振、防御率2.87、WHIP1.20にすぎません。但し上には上がいます。フェリックス・ヘルナンデスは12勝3敗、173回3分の1を投げて186奪三振、防御率1.97、WHIP0.88なので現時点ではサイ・ヤング争いでトップに立っています。