2014年8月27日水曜日

17年 朝日vs阪神 1回戦


3月30日 (月) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 2 0 0 0 0 0 0 0 2 朝日 0勝2敗 0.000 林安夫
3 0 0 0 0 0 0 0 X 3 阪神 2勝0敗 1.000 木下勇

勝利投手 木下勇 1勝0敗
敗戦投手 林安夫 0勝1敗

二塁打 (朝)室脇、坪内、内藤 

勝利打点 なし 


野口昇、真の殊勲打

朝日は林安夫がプロ入り初先発、打順は五番である。


 阪神は初回、その林を攻めて先頭の上田正が左前打で出塁、金田正泰が四球を選んで無死一二塁、カイザー田中義雄の三前送りバントをサード岩田次男が一塁に悪送球、犠打エラーが記録されて無死満塁、土井垣武の浅い中飛で三走上田が強引にタッチアップからホームにスタート、センター坪内道則からのバックホームはタイミングはアウトであったがキャッチャー伊勢川真澄が落球する間に上田が生還して1点を先制、土井垣には打点が記録されていないので犠飛とは認定できず、これが決勝点となったが勝利打点も記録されない。二走金田と一走田中も進塁して一死二三塁、プロ入り初出場でいきなり五番に起用された岐阜商業出身の高山泰夫は三振に倒れるが、野口昇が右前に2点タイムリーを放って3-0とする。この一打が真の殊勲打であった。

 朝日は2回、先頭の広田修三が左前打で出塁、室脇正信がレフト線に二塁打を放って無死二三塁、プロ入り初出場の大島渡は三振に倒れて一死二三塁、五味芳夫の遊ゴロをショート乾国雄がエラーする間に三走広田が還って1-3、五味には打点は記録されていない。更に一死三塁から坪内の右犠飛で2-3と詰め寄る。

 3回以降は阪神先発・木下勇と林の投げ合いが続いて両軍無得点。


 木下は毎回のようにヒットを許しながら何とか凌ぎきった。特に7回以降はピンチの連続で、7回は一死後坪内に右中間二塁打を許すが坪内の三盗をキャッチャー田中が刺して失敗。8回も先頭の伊勢川に中前打を許すが続く岩田を三振に打ち取り、スリーストライク目をキャッチャー田中が一塁への牽制球で伊勢川を刺してピンチの芽を摘んだ。9回は二死後、大島渡に代わる代打早川平一が右前にプロ入り初ヒット、五味に代わる代打内藤幸三が左中間に二塁打を放って二死二三塁とするが、最後は坪内が遊飛に倒れて試合終了。結局9安打1四球4三振の完投で今季初勝利をあげる。


 一方の林安夫は2回以降阪神打線を2安打無失点に抑えたが初回の失点が痛かった。林は5安打3四球3三振で8回を完投したがプロ入り初の敗戦投手となった。

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