2014年8月1日金曜日

16年 阪急vs大洋 11回戦


11月10日 (月) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 1 0 0 0 4 0 0 6 阪急 52勝30敗1分 0.634 笠松実 森弘太郎
0 0 0 3 2 0 0 0 0 5 大洋 43勝36敗3分 0.544 浅岡三郎

勝利投手 森弘太郎 29勝8敗
敗戦投手 浅岡三郎 10勝6敗

二塁打 (大)森田、山川
本塁打 (急)新富 2号、3号

勝利打点 新富卯三郎 4

ファインプレー賞 (大)織辺由三 2


新富卯三郎、逆転満塁ホームラン

 阪急は初回、二死後新富卯三郎がレフトスタンドに先制ホームランを叩き込んで1-0とする。

 阪急は3回、先頭の田中幸男が四球で出塁、笠松実の中前打で無死一二塁、トップに返り中島喬がレフト線にタイムリーを放って2-0とする。

 3回まで阪急先発の笠松の前に1安打無得点だった大洋は4回、先頭の森田実が右中間二塁打、濃人渉は四球、野口二郎の遊ゴロの間に二者進塁して一死二三塁、石井豊の左犠飛で1-2、山川喜作が右翼線に二塁打を放ち濃人が還って2-2の同点、阪急ベンチはここで笠松実から森弘太郎にスイッチ、浅岡三郎がレフト線にタイムリーを放って3-2と逆転に成功する。

 大洋は5回、先頭の織辺由三がレフト線にヒット、トップに返り中村信一が右前打、森田の二ゴロの間に二者進塁、濃人の三ゴロで三走織辺がホームに突っ込みサード黒田健吾がバックホームするがセーフ、野選が記録されて4-2としてなお一死一三塁、野口がレフト線にタイムリーを放って5-2と突き放す。

 大洋先発の浅岡から追加点が奪えず敗色濃厚の阪急は7回、先頭の伊東甚吉が四球で出塁、桑島甫は捕邪飛に倒れるが森が四球を選んで一死一二塁、トップに返り中島は左飛に倒れるがフランク山田伝も四球を選んで二死満塁、ここで新富がレフトスタンドに起死回生の逆転満塁ホームランを叩き込んで6-5とする。

 森弘太郎が大洋の反撃を抑えて29勝目をマークする。


 新富卯三郎が2本の本塁打を放って5打点を記録した。2本目の満塁本塁打は今シーズン全体で100本目のメモリアルアーチとなった。新富はこの劇的な逆転満塁ホームランを置き土産に戦場に旅立ち、戦死することとなる。





*新富卯三郎が2本塁打5打点を記録した阪急打線。













 

0 件のコメント:

コメントを投稿