6月10日 (木) 洲崎
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 計
0 0 0 0 1 0 1 0 0 0 2 タイガース 25勝8敗1分 西村幸生-景浦将
0 0 0 0 1 1 0 0 0 1X 3 金鯱 14勝17敗1分 古谷倉之助
勝利投手 古谷倉之助 9勝7敗
敗戦投手 景浦将 7勝3敗
黒澤俊夫、濃人渉の重盗で金鯱サヨナラ
古谷倉之助、西村幸生の先発とあって投手戦が予想されたが、珍しく予想が当たり4回まで両軍無得点。特に古谷は4回まで強打タイガース打線を無安打に抑える。
タイガースは5回、西村幸生が初安打を右前に放ち岡田宗芳が送って一死二塁、更にワイルドピッチで西村が三塁に進み藤井勇の左犠飛で1点を先制。古谷のチェンジオブペースを攻略するには西村、藤井のように球に逆らわずに流し打った方が良い。
金鯱は5回裏、先頭の相原輝夫四球、こちらも佐々木常助が送ってトップに返り濃人渉の中前タイムリーで1-1の同点とする。タイガースは6回から西村の代えて景浦将がライトからマウンドに上がる。金鯱は6回、遊失に生きた黒澤俊夫を古谷が送り瀬井清の右前タイムリーで2-1と逆転に成功。
しかしタイガースは7回、四球で出塁した西村を再び岡田が送りこちらもトップに返り松木謙治郎の中前タイムリーで同点とする。その後は古谷、景浦の投げ合いが続き延長戦に突入。
タイガースの10回表は三者凡退。金鯱は10回裏、この回先頭の濃人が遊失で無死一塁、江口行男が送り小林利蔵の遊ゴロをショート岡田がこの日三つめのエラーで一死一三塁、黒澤俊夫の二直はセカンド奈良友夫が落球するが二塁に送球して一走小林が二封され二死一三塁、しかし一塁ランナーが俊足黒澤に入れ替わったことが金鯱に幸いする。打者古谷の初球、黒澤がスタート、キャッチャー門前真佐人が二塁に送球するや三走濃人渉がスタート、岡田は黒澤へのタッチをあきらめホームに返球、これを門前が落球して濃人ホームイン、金鯱サヨナラでタイガースを倒す。
古谷倉之助は延長10回を3安打7四球1三振といつもながらの与四球は多く奪三振は少ないが被安打が少ない投球で完投、9勝目をあげる。
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