2010年6月17日木曜日

12年春 大東京vs金鯱 6回戦

6月2日 (水) 甲子園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 大東京 10勝20敗1分 0.333 村田重治-桜井七之助
0 2 1 2 0 0 3 0 X 8 金鯱   12勝17敗1分 0.414 古谷倉之助


勝利投手 古谷倉之助 7勝7敗
敗戦投手 桜井七之助 0勝3敗


三塁打 (金)佐々木


古谷倉之助、のらりくらりと2安打完封


 洲崎は満員御礼であるが甲子園は下位4チームが集結とあって875人の観衆とは寂しい。

 金鯱は2回、江口行男が遊失、瀬井清が三失でもらったチャンスに相原輝夫の送りバントが内野安打となる幸運も手伝って無死満塁、佐々木常助が押出し四球を選んでまず1点、濃人渉の左犠飛で2点を先制する。3回も四球の黒澤を三塁に置いて江口が中犠飛を打ち上げて3-0。4回にも佐々木の右前ヒットを皮切りにキャッチャー悪送球と黒澤俊夫の左犠飛で2点と着々と加点して5-0とリードを広げる。
 金鯱は7回、一死後古谷倉之助投手強襲安打、江口右前打、二死後相原四球で二死満塁、ここで佐々木が右翼線に走者一掃の三塁打を放ち8-0として試合を決定付ける。

 味方打線の大量得点をバックに古谷倉之助はいつも通りのチェンジオブペースで奪三振は2個のみながらこのところ好調の大東京打線を翻弄、7四球を与えるも煤孫伝の2安打のみに抑え今季3回目の完封で7勝目をあげ、シーズン序盤は負けが込んでいた星を5分に戻す。古谷の投球術は「右版下柳流のらりくらり投法」とでも名付けましょうか。

 逆に言うと煤孫伝はノーヒットノーランを防ぐ殊勲の2安打、四番の重責を果たしている。金鯱では九番佐々木常助が3打数2安打4打点の活躍。

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