2010年6月11日金曜日

12年春 ジャイアンツvsタイガース 5回戦

5月29日(土)西宮


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 1 3 0 0 0 3 7 ジャイアンツ 21勝7敗1分 0.750 澤村栄治
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 タイガース  20勝7敗1分 0.741 御園生崇男-若林忠志


勝利投手 澤村栄治  14勝2敗
敗戦投手 御園生崇男 5勝1敗


二塁打 (ジ)筒井、内堀、水原 (タ)藤井

ジャイアンツ首位奪還


 首位タイガースと半ゲーム差で追う二位ジャイアンツによる首位攻防戦。ここまで対戦成績は2勝2敗。タイガースが5勝0敗と安定感抜群の御園生崇男を立てればジャイアンツはエース澤村栄治で応戦。タイガースとすれば前回(5月1日)澤村にノーヒット・ノーランを食らっているだけに雪辱を期したいところ。

 ジャイアンツは初回、呉波左飛、水原茂一飛から三原脩が四球で出塁、しかし御園生の牽制に釣り出され白球は1-3-6-3と渡りタッチアウト。タイガースは初回、松木謙治郎右飛、藤井勇一飛、山口政信遊飛と全てフライアウト。ジャイアンツは2回、中島治康中飛、白石敏男中前に両軍を通じて初安打を放ち更に二盗に成功、しかし伊藤健太郎左飛、筒井修は二飛に終わる。タイガースは2回、景浦将中飛、奈良友夫左飛、伊賀上良平三振とゴロが打てず。ジャイアンツは3回、内堀保中飛、澤村ピッチャー強襲ヒット、しかし呉捕邪飛、水原三振。タイガースは3回、岡田宗芳三振、門前真佐人捕ゴロ、御園生二ゴロで3イニング連続三者凡退に終わる。

 ジャイアンツは4回、三原が左前打で出塁、中島が送って一死二塁、ここで御園生の二塁牽制が悪送球となり更にバックアップのセンター山口がこれを後逸して三原は一挙ホームに還り1-0と先制する。
 ジャイアンツは5回、筒井が右中間に二塁打、内堀が送り、澤村が三遊間を破り2-0。呉右前打、水原三塁内野安打で一死満塁、三原が左前に2点タイムリーを放ち4-0とリードを広げる。
 澤村は4回に藤井、5回に岡田に四球を与えるが依然としてノーヒットピッチング。ジャイアンツは6回三者凡退。タイガースは6回裏、御園生に代えて藤村富美男を代打に送るが三振、松木も三振の二死無走者で藤井が右翼線に初安打となる二塁打を放つが山口は投ゴロに倒れる。
 タイガースは7回から若林忠志をマウンドに送る。タイガース7回裏、景浦左飛後、奈良が左翼線にヒット、伊賀上遊飛後岡田が三遊間を破り二死一二塁とこの日初めてのチャンスらしいチャンスを迎えるが門前は遊ゴロに倒れる。ジャイアンツは8回、一死後中島が左前打で出塁するが白石の投ゴロは1-6-3と渡りゲッツー。タイガースは8回三者凡退。

 ジャイアンツは9回、この回先頭の伊藤が右前にヒットで出塁、筒井の投ゴロでランナーが入れ代わり筒井は捕逸で二進、ここで内堀が左中間に二塁打を放ち5-0、澤村の遊ゴロをショート岡田が一塁に暴投して内堀が還り6-0、呉二ゴロ後、水原が左翼線に二塁打を放ち7-0として試合を決める。タイガース最終回、一死後景浦が中前打で出塁するが奈良の遊ゴロは6-4-3と渡るゲッツーとなり試合終了、ジャイアンツが首位の座を奪い返す。澤村栄治は4安打2四球5三振で前回の無安打無得点に続きタイガースを完封。

0 件のコメント:

コメントを投稿