2010年6月21日月曜日

12年春 大東京vs阪急 5回戦

6月9日 (水) 甲子園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 計
0 0 0 1 0 0 0 0 1  2   1   5 大東京 12勝20敗1分 0.375 大友一明-菊矢吉男
0 0 2 0 0 0 0 0 0  2   0   4 阪急   16勝17敗    0.485 石田光彦-中田武夫-重松通雄


勝利投手 大友一明 3勝7敗
敗戦投手 中田武夫 4勝2敗
セーブ   菊矢吉男 2


二塁打 (大)浅原 (阪)上田
三塁打 (大)柳澤 (阪)堀尾


坪内道則、浅原直人、捨身の本盗

 阪急は3回、一死後フランク山田伝が右前打で出塁、山下実の二ゴロでランナーが入れ替わり山下好一四球、ここでジミー堀尾文人が左中間に三塁打を放ち2点を先制する。大東京は4回、煤孫伝左前打、浅原直人の右前打で無死一三塁、中村三郎の左犠飛で1点返して1-2とする。
 大東京先発の大友一明は毎回のように四球を連発するが追加点を許さず、阪急は6回から石田光彦に代えて中田武夫をリリーフに投入してこちらも追加点を許さず。

 大東京9回、先頭の煤孫が内野安打で出塁すると代走に坪内道則を起用、坪内は二盗を決めて一死後中村の二ゴロで三塁に進む、代打近藤久の四球目に坪内が思い切りよくスタート、ホームスチールが成功して土壇場で2-2の同点に追い付く。

 大東京は10回、先頭の柳澤騰市がキャッチャーフライを打ち上げるが大原敏夫がこれをフェアグラウンドで落球、大友が送って一死二塁、二死後藤浪光雄が左前打を放ち柳澤生還して3-2、レフトからの返球を中継に入った中田がホームに悪送球する間に藤浪は三塁に進む。水谷則一の二ゴロをファースト山下実が失する間に藤浪が生還して4-2とする。

 阪急は10回裏、先頭の山下実がこの日11個目の四球を選んで出塁、代走に川村徳久を起用、山下好一四球、堀尾の遊ゴロの間に二者進塁して一死二三塁、上田藤夫の二ゴロの間に川村が還り3-4、代打宮武三郎の遊飛をショート成瀬芳輝が落球して4-4の同点とする。

 大東京は11回、先頭の浅原直人が右中間二塁打で出塁、中村は三振ナットアウト、キャッチャー大原敏夫は飛び出しかけた三塁に送球、しかし浅原は戻ってセーフ、サード黒田健吾からファースト林信一郎に送球されて中村はアウト。成瀬は投失に生き二盗を決めて一死二三塁、柳澤は捕邪飛に倒れて二死二三塁、打者大友の四球目、浅原がホームに突進、又もホームスチールが成功して5-4と再びリードを奪う。

 阪急は11回裏、一死後黒田、山田が連続四球を選んで一死一二塁。ここで大東京は14四球を与えながらも踏ん張ってきた大友を降板させて菊矢吉男をマウンドに送る。阪急は川村に代えて森弘太郎を代打で起用、しかし森の当りはピッチャーライナーとなり一走山田が飛び出しておりゲッツーで試合終了、延長11回の激戦に終止符が打たれる。

 坪内、浅原の捨身のホームスチールで大東京が上位食いを果たす。阪急は8連敗で勝率5割を割り込む。

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