１２年春 イーグルスvs大東京 ３回戦

5月22日（土）西宮


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 2 1 0 0 3　イーグルス　５勝２１敗　　　 0.192　畑福俊英-松本操
0 0 0 1 2 0 1 0 X 4　大東京　　　 ８勝１６敗１分　0.333　近藤久-大友一明


勝利投手　近藤久　　 ５勝８敗
敗戦投手　畑福俊英　４勝１３敗
セーブ　　  大友一明　１


二塁打　（イ）畑福　（大）鬼頭２、中村


イーグルス勝率２割を割り込む


　大東京は4回、水谷則一右前安打、中村三郎右翼線二塁打で二三塁のチャンスを作り、藤浪光雄の三ゴロの間に水谷が還り1点を先制。更に5回、二死から鬼頭数雄が左翼線に二塁打を放つと坪内道則四球、水谷死球で二死満塁とし、中村の二塁内野安打にセカンド小島利男のエラーが重なり2点を追加して3-0とする。
　イーグルスは粘りを見せ6回、佐藤武夫三遊間安打、畑福俊英左翼線二塁打、寺内一隆四球で無死満塁、二死後サム高橋吉雄の左前打で2点を返して2-3。そして7回、佐藤が左翼スタンドに同点ホームランを叩き込み3-3とする。

　イーグルスは7回から畑福に代わり松本操が登板。大東京は7回、この回先頭の鬼頭がこの日4本目のヒットで出塁、坪内もセンターに弾き返して無死一二塁、水谷の投ゴロを松本が間に合わない三塁へ投げて野選となり無死満塁。中村の投ゴロは1-2-3と渡りゲッツー、しかし浅原直人の代打煤孫伝四球で二死満塁、藤浪光雄の二塁内野安打で決勝の1点をあげる。
　大東京は8回から近藤久に代えて大友一明をリリーフに投入、大友は8、9回を三人づつで切り抜け初セーブをあげる。7回同点の場面から登板した松本が決勝点を取られているので現行ルールでは松本が敗戦投手となるが公式記録は畑福に13敗目が記録されている。畑福について、翌日の読売新聞には「連日の奮闘から肩の痛みを押してプレートに上った」と記述されており、さしものタフガイも限界に近付いているか。

　鬼頭数雄が5打数5安打二塁打2本の活躍。