6月2日 (水) 甲子園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 1 0 0 1 0 0 0 3 7 名古屋 13勝19敗 0.406 森井茂-木下博喜-田中実
1 1 1 1 0 0 0 1 0 5 イーグルス 6勝24敗 0.200 畑福俊英
勝利投手 田中実 7勝4敗
敗戦投手 畑福俊英 4勝15敗
二塁打 (名)岡本、田中 (イ)高橋
三塁打 (名)桝 (イ)佐藤
二転三転の好ゲーム
名古屋は初回、二死から桝嘉一が中前打で出塁、この日四番に入る大沢清四球、白木一二が中前に先制タイムリーを放ち1点を先取、更に小島茂男が左翼線にタイムリーして2-0とする。イーグルスはその裏、四球の中根之をサム高橋吉雄の左翼線二塁打で還して1点を返す。名古屋は2回、森井茂左前打、岡本利三左翼線二塁打、桝の二ゴロの間に森井が還って3-1。しかしイーグルスは2回、中前打の杉田屋守がワイルドピッチで二塁に進むとこのところ当っている八番佐藤武夫が左翼線にタイムリーを放ち2-3とする。
イーグルスは3回、中根が二塁内野安打で出塁しすかさず二盗に成功、小島利男の遊ゴロで中根は三塁へ進む。高橋が四球で出塁して一死一三塁、ここで高橋が投手牽制に釣り出され一二塁間での挟殺プレーとなるがショート芳賀直一からの送球をセカンド石丸藤吉がエラーする間に中根が還り3-3と同点に追い付く。更に4回、佐藤が右中間に三塁打を放ちチャンスを作ると寺内一隆の遊ゴロを今度は芳賀がエラーして4-3と逆転に成功。
名古屋は5回、石丸遊失、桝四球で無死一二塁、大沢清は得意の右打ちで右前にタイムリーを放ち4-4と同点に追い付く。しかしイーグルスは8回、高橋、太田健一連続四球、桝の送りバントは内野安打となり、一死後、ラッキーボーイ佐藤武夫が押出し四球を選んで5-4と勝ち越しに成功。
イーグルス先発の畑福俊英は久々の勝利を目指して9回のマウンドに上がる。名古屋は9回、芳賀に代わる代打服部一男四球、8回から三番手としてマウンドに上がっている田中実が左翼線に痛烈な二塁打を放ち無死二三塁、ここでリリーフがいないところがイーグルスの苦しいところ、代打岩田次男が中犠飛を打ち上げ5-5の同点、前田喜代士の遊ゴロで二死三塁、ここで石丸が左前に決勝タイムリーを放ち更に桝嘉一の右中間三塁打で7-5と逆転する。イーグルスも最終回、中根が中前打で出塁するも盗塁失敗、小島利男、サム高橋が倒れてゲームセット、六位と最下位の試合とは思えぬ二転三転の好ゲームを名古屋が制す。
本日も好リリーフを見せた田中実が7勝目をマーク、逆に畑福俊英は澤村栄治の勝星と並ぶ15敗目を喫す。澤村と畑福の逆ハーラー争いも見もの。
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