6月10日 (木) 甲子園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 1 0 0 1 0 0 1 3 セネタース 20勝14敗 0.588 浅岡三郎-野口明
1 0 0 0 0 1 0 2 X 4 名古屋 14勝21敗 0.400 木下博喜
勝利投手 木下博喜 2勝4敗
敗戦投手 浅岡三郎 4勝9敗
二塁打 (セ)苅田
三塁打 (名)小島
小島茂男、殊勲の3打点
名古屋は初回、志手清彦が中前打で出塁、石丸藤吉右前打、桝嘉一も三遊間を破り無死満塁、大沢清の中犠飛で1点を先制。セネタースベンチは早くも先発浅岡三郎を諦め野口明を投入して後続を断つ。エース投入で負けられないセネタースは3回、一死後苅田久徳が右翼線二塁打で出塁、苅田三盗を決めて中村信一四球で一死一三塁、尾茂田叶の左犠飛で1-1の同点とする。
セネタースは6回、北浦三男が四球で出塁、家村相太郎のセカンドベース寄りの二ゴロは捕球した石丸藤吉がベースを踏んで北浦は二封、しかし石丸の一塁転送が悪送球となり打者走者の家村は二塁へ進む。ここで野口明が左前にタイムリーを放ち2-1と逆転。しかし名古屋も6回、桝嘉一、前田喜代士のヒットで二死一二塁として芳賀直一に代わる代打小島茂男の右前タイムリーで1点返して2-2の同点に追い付く。
名古屋は8回、大沢清が右前打で出塁、小坂三郎が送り、前田中前打で一死一三塁、ここで又も小島が左中間に三塁打を放ち4-2とリード。セネタースも9回、野口明の左前打と苅田の中前打で1点を返すが苅田が一二塁間に挟まれて逃げ切れずゲームセット、名古屋が接戦を制す。二本のタイムリーで3打点をあげた小島茂男の殊勲が光る。
公式記録では浅岡三郎が敗戦投手となっているが、打者四人で犠飛による1失点で交代てしおり、その後味方が同点に追いつきながら野口明が決勝点を許したものであり、野口に敗戦が記録されるのが妥当であろう。
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