2010年6月21日月曜日

12年春 第11節 週間MVP

今節はタイガースが四連勝、阪急が四連敗、セネタースは1勝3敗だが1勝はジャイアンツからのもの。投手部門は大混戦、一方打撃部門は3連敗のイーグルスから佐藤武夫が選出された。




週間MVP


 セネタース 野口明 4


 ジャイアンツ 澤村栄治 5


 野口明は3節連続受賞、一時の不調から完全に立ち直った。野口のジャイアンツ戦、澤村の阪急戦のピッチングは甲乙付けがたく同時受賞となった。


 イーグルス 佐藤武夫 1


 3連敗のチームからの選出は異例。八番打者ながら今節3試合で11打数5安打8打点、二塁打2本、三塁打1本。ゆで卵パワーが炸裂(佐藤は今季タイガースからイーグルスに移籍してレギュラーポジションをつかんだ。松木謙治郎著「タイガースのおいたち」によると、ゆで卵を続けて食べる特技があり、20個続けて食べたこともあるとのこと。戦争の時代を生き抜き戦後は審判として活躍することになる。)。




殊勲賞


 金鯱 佐々木常助 2


 大東京6回戦で3打数2安打4打点の活躍。完全にレギュラーではないが、出ればきっちり仕事をする。


敢闘賞


 タイガース 御園生崇男 1


 安定味抜群のクレバーなピッチングで今節2勝2完投。


技能賞


 金鯱 古谷倉之助 2


 今節2勝2完投。大東京戦は2安打7四球2三振、名古屋戦は3安打5四球0三振。与四球は多く奪三振は少ないが被安打が少ない。チェンジオブペースに相手打線が翻弄されている様子がうかがえる。

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