2010年6月15日火曜日

12年春 イーグルスvs名古屋 5回戦

6月1日 (火) 甲子園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 2 0 5 0 0 0 0 4 11 イーグルス 6勝23敗 0.207 松本操-大石綱
0 7 0 0 2 0 0 4 X 13 名古屋   12勝19敗 0.387 木下博喜-田中実


勝利投手 田中実 6勝4敗
敗戦投手 大石綱 0勝3敗


二塁打 (イ)佐藤、高橋
三塁打 (イ)金井 (名)木下


イーグルス粘るも及ばず


 イーグルスは2回、サム高橋吉雄が左前打、金井清内野安打で二死一二塁、ここで八番佐藤武夫が三塁線に二塁打を放ち2点を先制。しかし名古屋は2回裏、大沢清四球、前田喜代士左前打で一死一二塁、こちらも八番木下博喜が左越えに三塁打を放ち2-2の同点。岡本利三が中前打で続き3-2、二死後石丸藤吉中前打、桝嘉一四球で二死満塁、岩田次男の遊ゴロをショート高橋が大きくはじいて白球が右中間を転々とする間に三者が還り6-2、岩田もワイルドピッチで還りこの回一挙7点。

 あきらめないイーグルスは4回、金井が左中間に三塁打、三塁への返球をサード大沢清が逸らす間に一挙ホームを陥れてまず1点、記録は三塁打とエラー。2四球1死球で満塁とし、サム高橋が汚名返上の二塁打を放ち5-7、代わった田中実から太田健一が中前に2点タイムリーして7-7の同点に追い付く。

 しかし名古屋は5回、桝、岩田が四球で出塁し内野安打の間に二死二三塁、芳賀直一の遊直を又も高橋が大きくはじく間に二者還り9-7。更に8回、一死後7回から岡本に代わりマスクを被る鈴木秀雄が四球で出塁、志手清彦に代わる代打服部一男の遊ゴロは高橋の野選を誘い一死一二塁、石丸四球から桝の右前打で10-7、大沢清が押出し四球を選んで11-7、白木一二が中堅右に2点タイムリーを放ちこの回4点、13-7と突き放す。

 しかしイーグルスは粘る。最終回、タイガース松木謙治郎と首位打者を争う中根之が中前にはじき返して出塁、小島利男左前打、サム高橋四球で無死満塁、太田の中犠飛で8-13、二死後金井の中前打で9-13、金井はセンターのエラーで二塁へ進み二死二三塁、佐藤がこの日2本目の2点タイムリーを左前に放ち11-13、しかし反撃もここまで、最後は代打に畑福俊英を起用して一発に賭けるが畑福は遊飛に倒れてゲームセットのサイレンが鳴り響く。
 
 イーグルスは打撃重視のためか杉田屋守をサードに起用している。ショートサム高橋吉雄、セカンド小島利男の布陣が機能すればダントツ最下位の位置にいるはずがない。しかし現実は本日の高橋の守備のようなことが起こっている。これが二度目の指摘となるが、杉田屋守をセンターに戻し内野守備を固めるべきである。試合ぶりには粘りが出てきており、ひと工夫すれば現在の位置から抜け出せるのではないか。試合の得点は13対11であったが、名古屋の打点は7で、イーグルスの打点は10である。

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