6月1日 (火) 洲崎
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 4 0 4 阪急 16勝13敗 0.552 石田光彦
0 0 1 3 0 0 0 1 X 5 ジャイアンツ 22勝8敗1分 0.733 スタルヒン
勝利投手 スタルヒン 5勝3敗
敗戦投手 石田光彦 4勝2敗
二塁打 (阪)上田
三塁打 (ジ)永澤
本塁打 (阪)堀尾 2 (ジ)伊藤 1
スタルヒン大和魂を発揮
ジャイアンツは昨日不可解な投球に終わったスタルヒンが先発。7回まで阪急打線を3安打無得点に抑える力投。打ってもスタルヒンは3回、右中間三塁打の永澤富士雄を三塁に置いて中前に執念のタイムリーを放ち1点を先制。ジャイアンツは4回もヒットの三原脩、中島治康を置いて伊藤健太郎が左翼スタンドにスリーランホームランを放ちスタルヒンを援護する。
粘る阪急は8回、西村正夫に代わる代打フランク山田伝が四球、黒田健吾三塁線安打、山下好一の遊ゴロを白石敏男の欠場によりショートに入っている筒井修がエラー、この間に山田が快足を飛ばしてホームを駆け抜け1点、更に二者を置いてジミー堀尾文人が左翼スタンドにスリーランホームランを放ち4-4と同点に追い付く。
しかし本日のスタルヒンは粘りを見せて続く宇野錦次は三ゴロに打ち取り味方の反撃を待つ。すると8回裏、二死からヒットで出た水原茂が盗塁、伊藤の三ゴロをサード黒田が一塁悪送球する間に水原が還り5-4と1点リード。スタルヒンは9回の阪急の攻撃を代打宮武三郎のヒット1本に抑えて完投勝ち。
昨日のようにまだまだ精神的な甘さも見せるスタルヒンではあるが、本日は味方のエラーの直後に堀尾に同点ホームランを喫しながらも粘りのピッチング、大和魂を発揮して5勝目をあげる。いつまでも澤村頼みではジャイアンツに将来はない。スタルヒンの一本立ちこそ望まれるところである。
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