2013年1月4日金曜日

15年 タイガースvsセネタース 8回戦 満州リーグ


8月1日 (木) 新京 児玉公園球場

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 タイガース  32勝23敗3分 0.582 亀田敏夫 三輪八郎 藤村隆男
1 1 0 2 0 0 0 0 X 4 セネタース 35勝17敗5分 0.673 三富恒雄 野口二郎

勝利投手 三富恒雄 2勝2敗
敗戦投手 亀田敏夫 2勝1敗
セーブ    野口二郎 3

二塁打 (タ)本堂、田中 (セ)横沢2、苅田

勝利打点 横沢七郎 6


横沢七郎、2打席連続二塁打

 セネタースは初回、先頭の苅田久徳が四球を選んで出塁、横沢七郎が左越えに先制二塁打を放って1-0とする。

 セネタースは2回、先頭の山崎文一が中前打、柳鶴震が四球を選んで無死一二塁、タイガースベンチはここで早くも先発の亀田敏夫をあきらめてリリーフに三輪八郎を送る。佐藤武夫は三振に倒れるが三富恒雄の遊ゴロをショート皆川定之が二塁に悪送球する間に二走山崎が還って2-0とする。一走柳も三塁に進んで一死一三塁、織辺由三の遊ゴロは今度は「6-4-3」と渡ってダブルプレー。

 タイガースは4回、先頭の本堂保次が左中間に二塁打、伊賀上良平の右飛で本堂はタッチアップから三塁に進み、カイザー田中義雄の右前タイムリーで1-2とする。

 セネタースは4回裏、一死後佐藤が四球で出塁、三富は三振に倒れるが織辺が左前打を放って二死一二塁、トップに返り苅田が左中間に走者一掃の二塁打を放って4-1と突き放す。

 苅田監督は自らの2点タイムリー二塁打で勝てると見たか5回から野口二郎を注ぎ込む。野口は期待に応えて5イニングを3安打無四球6三振無失点に抑えてセネタースが逃げ切る。現行ルールでは野口に勝利投手が記録されるが公式記録では三富恒雄に勝利投手が記録されている。野口には当ブログルールによりセーブが記録される。


 横沢七郎が2打席連続二塁打を放った。横沢は昭和22年で引退するまで通算1770打席で0本塁打の記録を作ることとなる。兄の横沢三郎(後に野球殿堂入り)は審判として満州遠征に帯同している。





     *横沢七郎が2打席連続二塁打を記録したセネタース打線。















     *カイザー田中義雄が3打数3安打を記録したタイガース打線。













 

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