2013年1月6日日曜日

15年 ジャイアンツvs阪急 8回戦 満州リーグ


8月4日 (日) 大連 満倶球場

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
3 0 0 0 0 0 0 0 3  6 ジャイアンツ 41勝20敗 0.672 中尾輝三
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0 阪急             31勝22敗4分 0.585 浅野勝三郎 森弘太郎

勝利投手 中尾輝三  15勝6敗
敗戦投手 浅野勝三郎 3勝4敗

勝利打点 白石敏男 3


中尾輝三2安打完封

 阪急は1日に奉天で予定されていた南海戦が雨天中止、2日の新京で予定されていたセネタース戦も雨のため中止。7月29日に大連港に入港してから大連-新京間を往復1,400キロ旅してきたが試合は無く本日が満州リーグ開幕戦となった。 8月1日付け満州日日新聞が伝えるところによると、「山田選手は大連にいたる船中発病して大連にただ一人留り療養中」とのことで、この日のスタメンにはフランク山田伝の名前は見られない。

 ジャイアンツは初回、一死後水原茂が左前打、千葉茂、川上哲治連続四球で一死満塁、中島治康は三振に倒れて二死満塁、白石敏男が押出し四球を選んで1点を先制、平山菊二が中前に2点タイムリーを放って3-0とする。

 ジャイアンツは2回、二死後水原の二ゴロをセカンド伊東甚吉がエラー、千葉が右前打を放って二死一二塁、阪急ベンチはここで先発の浅野勝三郎に代えて森弘太郎をマウンドに送る。川上は中飛に倒れてリリーフ成功。

 森は4回は「4B-3」、5回は「5-4-3」、7回は「4-6-3」とランナーを出しながら3つの併殺で切り抜けて8回まで無失点。

 ジャイアンツは9回、二死後水原の遊ゴロをショート上田藤夫がエラー、千葉、川上は連続四球で二死満塁、ここで中島が右中間に走者一掃の三塁打を放って6-0とする。中島は初回の一死満塁で三振、7回の一死一二塁でも二ゴロ併殺といいところが無かったが、最終回に爆発した。


 開幕戦となった金鯱戦で打ち込まれた中尾輝三はこの日は見違えるようなピッチングを見せて2安打1四球6三振で今季4度目の完封、15勝目をあげる。





               *中尾輝三は2安打完封で15勝目をあげる。







             *中島治康が走者一掃三塁打を放ったジャイアンツ打線。






 

 

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