8月11日 (日) 鞍山 昭和製鋼球場
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 イーグルス 31勝30敗4分 0.508 中河美芳 亀田忠
0 0 0 0 3 0 2 0 X 5 ジャイアンツ 45勝20敗 0.692 中尾輝三
勝利投手 中尾輝三 16勝6敗
敗戦投手 中河美芳 5勝10敗
二塁打 (イ)清家 (ジ)水原
勝利打点 永澤富士雄 1
亀田忠、炎の連投も虚し
ダブルヘッダーの第二試合となるイーグルスは予想通り中河美芳が先発、ジャイアンツは中尾輝三で応戦してサウスポー対決となった。
3回までは両軍1安打ずつで無得点。
イーグルスは4回、先頭の杉田屋守が中前打で出塁、中河が左前打を放って杉田屋は三塁に進む。打者走者の中河も二塁に走るが「7-6-4」と送球されてタッチアウト、谷義夫が四球を選び二盗に成功して一死二三塁、菅利雄のピッチャーを強襲する当りは中尾が弾いてバックアップンショート白石敏男が一塁に送球してアウト、この間に三走杉田屋が還って1点を先制、記録は「1-6-3」で投触遊ゴロとなる。
ジャイアンツは5回、先頭の中島治康が四球で出塁、白石敏男が右前打を放って無死一二塁、平山菊二の三前送りバントをファースト菅利雄が落球、犠打エラーが記録されて無死満塁、吉原正喜が左前に同点タイムリーを放って1-1、鈴木田登満留に代わる代打永澤富士雄が中犠飛を打ち上げて2-1と逆転、平山・吉原がダブルスチールを決め、中尾が死球を受けて一死満塁、トップに返り呉波の中犠飛で3-1とする。水原茂が四球を選んで二死満塁、川上哲治は左飛に倒れてスリーアウトチェンジ。
逆転されたイーグルスは試合を捨てておらず、6回から先発の中河をファーストに回して第一試合で完投勝利を飾った亀田忠を連投で注ぎ込む。
ジャイアンツは7回、先頭の吉原の三ゴロをサード竹内功がエラー、林清一の遊ゴロの間に吉原は二進、中尾が四球を選んで一死一二塁、トップに返り呉の投ゴロで中尾が二封されて二死一三塁、水原が右中間に二塁打を放ち二者を迎え入れて5-1とリードを広げる。さすがの亀田も満州入りして約2週間で約2,700キロを移動してのダブルヘッダー連投はきつかったようだ。
中尾輝三は4安打6四球4三振の完投で16勝目をあげる。代打で決勝犠飛を放った永澤富士雄に勝利打点が記録される。川上の台頭によりめっきり出番が減った永澤であるが久々の活躍を見せた。
*中尾輝三は4安打完投で16勝目をあげる。
*代打永澤富士雄の決勝犠飛で快勝したジャイアンツ打線。
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