8月9日 (金) 奉天 満鉄球場
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 名古屋 34勝24敗5分 0.586 西沢道夫
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 タイガース 36勝24敗3分 0.600 三輪八郎 若林忠志
勝利投手 西沢道夫 11勝5敗
敗戦投手 三輪八郎 11勝3敗
勝利打点 なし
劇的な幕切れ
名古屋は2回、先頭の桝嘉一が左前打で出塁、しかしキャッチャーカイザー田中義雄からの牽制球にタッチアウト。
名古屋は4回、先頭の大沢清が右前打で出塁、吉田猪佐喜が四球を選んで無死一二塁、桝の投ゴロでピッチャー三輪八郎は三塁に送球して大沢は三封、三浦敏一が左前打を放って一死満塁、中村三郎の一塁ハーフライナーに一走三浦が飛び出しファースト松木謙治郎が一塁ベースに入って無補殺併殺。
タイガースは2回~6回まで毎回先頭打者を出すが何れも無得点。2回は松木が四球、3回は三輪が四球、4回も松木が四球、5回も三輪が四球と4イニング連続先頭打者が四球で出塁するが後続なし。6回は先頭の伊賀上良平がショートに内野安打、松木が四球を選んで無死一二塁、田中が三前に送りバントを決めて一死二三塁、宮崎剛に右飛で三走伊賀上がタッチアップからホームを突くがライト吉田猪佐喜からのバックホームにタッチアウト。
名古屋は8回、先頭の芳賀直一が中前打で出塁、西沢道夫が投前に送りバントを決めて一死二塁、トップに返り石田政良が四球で一死一二塁、村瀬一三も四球を選んで一死満塁、タイガースベンチはここで先発の三輪から若林忠志にスイッチ、大沢の当りはファーストライナー、松木が捕って二塁に送球するがこれが悪送球となる間に三走芳賀がホームインして1点を先制する。
タイガースは8回も先頭の皆川定之が四球で出塁、本堂が送って一死二塁、しかし伊賀上は三振、松木は二ゴロに倒れる。
タイガースは9回、先頭の田中が左前打で出塁、代走に釣常雄を起用、宮崎は三振、森国五郎の二ゴロの間に田中が二進して二死二塁、若林が中前にヒットを放ち二走釣は三塁ベースを蹴ってホームに突進、センター石田からのバックホームに釣は本塁寸前タッチアウト、劇的な幕切れで名古屋がタイガースを降す。
名古屋は6回のライト吉田猪佐喜、9回のセンター石田政良の2つのバックホームで逃げ切った。
西沢道夫は5安打7四球3三振、今季5度目の完封で11勝目をあげる。
*西沢道夫は5安打完封で11勝目をあげる。
*6回は伊賀上良平が「9-2」とライト吉田猪佐喜からのバックホームにタッチアウト、9回は代走釣常雄が「8-2」とセンター石田政良からのバックホームにタッチアウト。
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