2012年8月12日日曜日

15年 阪急vs名古屋 3回戦


4月21日 (日) 鳴海

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 計
1 1 0 0 0 0 0 0 0  0   0  2 阪急     11勝7敗2分 0.611 浅野勝三郎 森弘太郎
0 0 0 0 0 0 0 1 1  0  1X 3 名古屋 13勝6敗 0.684 西沢道夫 村松幸雄

勝利投手 村松幸雄 7勝1敗
敗戦投手 森弘太郎 6勝3敗

二塁打 (阪)中島、山下実 (名)吉田

勝利打点 三浦敏一 3


ラッキーボーイ三浦敏一サヨナラ野選

 阪急は初回、先頭の中島喬が左前打で出塁、上田藤夫も左前打で続き無死一二塁、黒澤俊夫の二ゴロで上田が二封されて一死一三塁、山下好一の二ゴロをセカンド中村三郎が二塁に送球するがこれをショート村瀬一三がエラーする間に三走中島が還って1点を先制する。

 阪急は2回、一死後伊東甚吉が中前打、土肥省三の投ゴロをピッチャー西沢道夫が二塁に悪送球して一死一二塁、浅野勝三郎の投ゴロを西沢が三塁に送球するがセーフ、野選となって一死満塁、トップに返り中島の中犠飛で2-0とする。

 阪急は5回、先頭の中島が右中間に二塁打、上田の中前打で無死一三塁、名古屋はここで先発の西沢道夫から村松幸雄にスイッチ、黒田は三振、山下好一の二ゴロは「4-6-3」と渡ってゲッツー、追加点はならなかった。

 阪急先発の浅野は5回まで無安打3四球無失点の好投で3月18日のイーグルス戦に続くノーヒットノーランを期待させたが6回先頭の村松に右前打を許す。しかし石田政良の三塁ライナーに村松が飛び出してダブルプレー、村瀬一三が中前打を放つが盗塁失敗。

 名古屋は8回、先頭の中村が左前打で出塁、木村進一を代走に起用、三浦敏一の三前セーフティバントが内野安打となり更にサード土肥が大暴投する間に一走木村は俊足を飛ばして一気にホームに還り1-2とする。

 名古屋は9回、先頭の桝嘉一の遊ゴロをショート上田がエラー、大沢清は二直に倒れるが吉田猪佐喜が左前打、岩本章が四球を選んで一死満塁、三浦の遊ゴロをショート上田が再びエラーして2-2の同点に追い付く。阪急ここで浅野を降ろして森弘太郎をリリーフにつ注ぎ込み天野竹一は三振、村松は投ゴロに倒れ2対2のまま延長戦に突入する。

 阪急は11回表、先頭の井野川利春が中前打で出塁、伊東が送って一死二塁、しかし土肥は投ゴロ、森は遊ゴロに倒れる。

 名古屋は11回裏、先頭の大沢がツースリーから四球を選んで出塁、吉田が左中間に二塁打を放って無死二三塁、10回からセカンドに入っているプロ入り初出場の鬼頭政一は三飛に倒れて一死二三塁、三浦の遊ゴロで大沢が突っ込みショート上田からのバックホームをかいくぐってサヨナラのホームを踏む。記録はフィルダースチョイス。


 阪急は上田藤夫と土肥省三のエラーが痛かった。外野の西村正男と山田伝が出られずこのところライトに浅野勝三郎が入っていたが本日は浅野はピッチャーなので黒田健吾がライトに入り土肥をサードに起用したのが裏目に出た。

 一方、名古屋の三浦敏一は8回と9回は土肥と上田のエラーを誘発して同点に追い付き、サヨナラ野選で勝利打点を記録するというラッキーボーイぶりであった。5回のピンチにマウンドに上がって好リリーフを見せた村松幸雄は7イニングを4安打1四球3三振無失点でスタルヒンとハーラートップに並ぶ7勝目をあげる。

 名古屋は13勝6敗勝率6割8分4厘となって11勝5敗2分勝率6割8分8厘のセネタースをゲーム差では0.5ゲーム上回ったが勝率で4厘及ばず二位となった。






          *好リリーフを見せた村松幸雄はスタルヒンと並ぶ7勝目をマークする。















*二位に浮上した名古屋打線。三浦敏一は5打数で内野安打1本であったが全得点に絡んだ。









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