１５年 イーグルスvs阪急 ３回戦

4月16日 （火） 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 1 0 0 0 1 0 0 0 3 イーグルス ５勝１０敗１分 0.333 長谷川重一
1 2 0 0 1 0 0 0 X 4 阪急 　    １０勝６敗１分 0.625 森弘太郎

勝利投手 森弘太郎     ６勝２敗
敗戦投手 長谷川重一 １勝２敗

二塁打　（イ）寺内、長谷川　（阪）新富

勝利打点　池田久之　１


長谷川重一、手痛い2暴投

　イーグルスは初回、先頭の岡田福吉が三塁に内野安打、岩垣二郎の投ゴロでランナーが入れ替わり岩垣が二盗に成功、中河美芳は三振に倒れるが谷義夫が中前にタイムリーを放って1点を先制する。

　阪急は1回裏、一死後上田藤夫の三ゴロをサード竹内功がエラー、上田が二盗を決めて更にワイルドピッチで一死三塁、黒田健吾の中犠飛で1-1の同点に追い付く。

　イーグルスは2回、先頭の寺内一隆が左中間に二塁打、長谷川重一の右邪飛で寺内がタッチアップから三塁に進み、清家忠太郎のピッチャー強襲ヒットで寺内が生還して2-1と勝ち越す。

　阪急は2回裏、先頭の新富卯三郎が左翼線に二塁打、浅野勝三郎の左前打で無死一三塁、浅野が二盗を決めて無死二三塁、ここで長谷川が初回に続いてワイルドピッチを犯して新富が還り2-2の同点、池田久之が中前にタイムリーを放って3-2と逆転する。

　阪急は5回、一死後中島喬が左前打で出塁、上田の二ゴロが進塁打となって二死二塁、黒田が左前にタイムリーを放って4-2とする。

　イーグルスは6回、一死後谷が左前打で出塁、二死後長谷川の右翼線二塁打で谷が還って3-4と追い上げる。

　森弘太郎は7回以降のイーグルスの反撃を無失点に抑えて9安打1四球7三振の完投で6勝目をあげる。長谷川重一も7安打3四球4三振で8回を完投したが序盤の2つのワイルドピッチが痛かった。

　14日のタイガース戦で準完全試合をやってのけた浅野勝三郎は六番ライトで出場して4打数2安打1得点1盗塁の活躍であった。浅野は明石中学時代には旧姓の山田勝三郎として中京商業との延長25回の激闘に一番センターで出場して9打数2安打を記録している。








　　＊森弘太郎は9安打完投で6勝目をあげる。長谷川重一が記録した2暴投が勝敗を決した。