満員の甲子園で行われた済々黌vs鳴門の2回戦、済々黌の3点目が話題となっている。7回一死一三塁で左の巧打者西の一打は左前に飛ぶライナーかと見えたがショートがジャンプして好捕、三走も一走も飛び出しておりショートはゆっくりと一塁に送球してスリーアウト、ところが飛び出していた三塁ランナーがその前にホームを踏んでおり得点が認められた。鳴門高校がアピールプレーを怠ったためである。2009年4月12日のアリゾナ・ダイヤモンドバックスvsロサンゼルス・ドジャース戦でもあったようです。
三塁ランナーの中村謙は「ドカベン」を読んでおり、同様のケースで白新学院の不知火が一塁に投げて岩鬼が生還したシーンを覚えていたそうだ。
NHKの解説者も盛んに「ルールの盲点です」と繰り返していたが、私は知りませんでした。私が読んでいたのは「キャプテン」と「プレイボール」と「野球狂の詩」で、「ドカベン」は読んでいませんでした。不勉強を反省します。
ショートが一塁に送球するのは致し方ないとしても、ダグアウトに帰る前に三塁ランナーが帰塁していないことをアピールしなければならない。鳴門ナインがファウルラインを越えた瞬間アピール権は消滅し、済々黌の得点が認められた。
済々黌高校は文武両道で鳴る全国有数の名門公立校です。1958年のセンバツ優勝校で、古葉竹識監督の母校でもあります。本日は甲子園で22年ぶりの勝利となりましたが3回戦は大阪桐蔭と当たるので厳しいでしょうが、3回戦も本日同様大応援団が駆けつけることでしょう。
*済々黌のOBといえば古葉監督です。
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