5月11日 (土) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 1 0 1 0 2 ジャイアンツ 15勝7敗 0.682 中尾輝三
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 金鯱 7勝15敗1分 0.318 内藤幸三
勝利投手 中尾輝三 5勝3敗
敗戦投手 内藤幸三 2勝3敗
二塁打 (金)森田
勝利打点 川上哲治 2
川上と千葉がダブルスチール
金鯱は今季ジャイアンツ戦2勝0敗の内藤幸三が先発、ジャイアンツは中尾輝三が先発、両左腕剛球投手の対決となった。
ジャイアンツは初回、先頭の白石敏男が四球で出塁するが水原茂の遊ゴロは「6-4-3」と渡ってゲッツー。2回、先頭の中島治康が四球で出塁するが川上哲治は三ゴロ、平山菊二は捕邪飛、林清一は左飛に倒れる。3回も先頭の吉原正喜が四球で出塁するが、中尾は二ゴロ、白石は投ゴロ、水原は三直に倒れる。4回は中島が中前打、5回は吉原が左前打を放つが得点なし。
金鯱は初回、一死後森田実が右中間に二塁打、2回は先頭の上野義秋が右前打を放ち竹林実が送りバントを決めて2イニング連続で一死二塁とするが後続なし。3回~5回は三者凡退が続く。
ジャイアンツは6回、先頭の水原が中前打で出塁、千葉茂の打席で水原に守備妨害が記録されているので打球に当った可能性がある。千葉には一塁内野安打が記録されているので一二塁間の当りに水原が避けきれずに当ったのではないか。中島が右前打を放って一死一二塁、川上が左前に先制タイムリーを放って1-0とする。
ジャイアンツは8回、先頭の水原が右前打で出塁、千葉が四球を選んで無死一二塁、中島の投ゴロで水原は三封、川上の二ゴロで中島が二封されて二死一三塁、ここで川上と千葉によるダブルスチールが成功して2-0とする。
中尾輝三は6回以降も金鯱打線に得点を許さず5安打無四球7三振で今季2度目の完封、5勝目をあげる。中尾はプロ入り通算7度目の完封で初めての無四球であった。
ジャイアンツは水原茂が2度チャンスメイクしたが得点したのはランナーが入れ替わった千葉茂の方であった。
*荒れ球の中尾輝三が無四球完封を飾る。
*ジャイアンツ8回の攻撃で三走千葉茂と一走川上哲治がダブルスチールを決める。「O’」が盗塁です。川上は千葉との重盗成功に興奮し過ぎたのか、その後キャッチャー長島進からの牽制球に刺されました。
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