4月21日 (日) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 タイガース 10勝11敗1分 0.476 若林忠志
0 0 0 1 0 0 0 3 X 4 ジャイアンツ 13勝6敗 0.684 スタルヒン
勝利投手 スタルヒン 8勝1敗
敗戦投手 若林忠志 5勝5敗
二塁打 (タ)田中、中田 (ジ)吉原、川上
三塁打 (タ)田中
勝利打点 林清一 2
林清一代打決勝タイムリー
4月最後の試合はタイガースが若林忠志、ジャイアンツがスタルヒンの先発で16時45分、川久保喜一主審の右手が上がってプレイボール。タイガースは4回まで毎回走者を出しながら無得点。1回は先頭の松木謙治郎が遊失に生きて皆川定之が送りバントを決めたが後続なく、4回は先頭のカイザー田中義雄が右中間に二塁打を放ったがスタルヒンに抑えられた。
ジャイアンツは4回裏、先頭の千葉茂がピッチャー強襲ヒット、中島治康が一二塁間を抜いて無死一二塁、川上哲治の遊ゴロの間に二者進塁し、平山菊二は敬遠で歩き一死満塁、ここで呉波に代わる代打林清一が右前に先制タイムリーを放って1-0とする。
ジャイアンツは8回、先頭の千葉が右翼線にヒット、中島は中飛に倒れるが、川上の左中間二塁打で千葉が還って2-0、平山の三塁内野安打で一死一三塁、林清一の右犠飛で3-0、平山が二盗に成功、吉原正喜の遊ゴロをファースト松木が落球して二死一三塁、スタルヒンの右前タイムリーで4-0とする。
タイガースは9回、先頭の田中が左中間に三塁打、ジミー堀尾文人は三振に倒れて一死三塁、ここでスタルヒンがワイルドピッチを犯して1-4、伊賀上良平は二ゴロに倒れるが森国五郎に代わる代打中田金一が右翼線に二塁打、しかし若林が投ゴロに倒れて試合終了を告げるサイレンが高々と鳴り響く。
スタルヒンは4安打3四球8三振の完投で8勝目、亀田忠と森弘太郎に並ばれたハーラー争いで単独トップに立った。
この後、第4回大毎杯トーナメントを挟んでリーグ戦は5月3日に再開する。ジャイアンツは第1回から三連覇しており四連覇を狙う。
春季シリーズは約3分の2を終了してセネタースが勝率7割6厘で首位、名古屋とジャイアンツが6割8分4厘と並んで二位、やや遅れて阪急が6割1分1厘で四位に付けている。
この日4打数3安打の川上哲治は今季通算73打数26安打、3割5分6厘で首位打者。二位は千葉茂で3割4分5厘、三位は鬼頭数雄が3割4分1厘で続いている。
*スタルヒンは4安打完投でハーラー単独トップとなる8勝目をあげる。
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