2012年8月26日日曜日

15年 イーグルスvs名古屋 3回戦



5月11日 (土) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9  
0 0 0 0 0 0 0 0 4  4 イーグルス 12勝11敗1分 0.522 亀田忠
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0 名古屋       14勝7敗1分 0.667 西沢道夫

勝利投手 亀田忠     9勝6敗
敗戦投手 西沢道夫 5勝4敗

二塁打 (イ)中河
三塁打 (名)大沢

勝利打点 山田潔 1


亀田忠6度目の完封、ハーラートップに立つ

 イーグルスはここまで11勝11敗1分、名古屋は14勝6敗1分である。内容を分析するとイーグルスは12試合終了時点で4勝7敗1分であったがその後の11試合は7勝4敗。一方、名古屋は8試合終了時点で7勝1敗であったがその後の13試合は7勝5敗1分。イーグルスは前半は不振であったがこのところ快調、名古屋は序盤のリードを何とか保っている。本日の先発は快調イーグルスを引っ張る亀田忠と、名古屋序盤戦の立役者で3月の月間MVPに輝いた西沢道夫との対決となった。

 イーグルス2回、寺内一隆が左翼線にヒットを放つが二塁を欲張りタッチアウト。3回は中前打で出た清家忠太郎が盗塁とパスボールで三塁に進むが後続なし。4回は中河美芳四球、亀田右前打、寺内四球で一死満塁とするが竹内功の投ゴロが「1-2-3」と渡ってゲッツー。6回は先頭の岩垣二郎が右前打、中河が送って谷義夫の代打菅利雄は四球で一死一二塁とするが亀田は一邪飛、寺内は左飛に倒れる。

 名古屋は亀田に抑え込まれて6回まで無安打2四球3三振、2回から5回は三者凡退であった。

 イーグルスは7回、竹内と山田潔の四球で一死一二塁とするが岡田福吉は投ゴロ、岩垣は一邪飛に倒れる。8回、先頭の中河が左中間に二塁打、太田健一の三ゴロで三塁に達した中河は送球の間にホームを狙うがこれに気付いたファースト大沢清はベースタッチせずにホームに送球してタッチアウト、記録は「5-3-5」であった。太田は一塁に残ったが亀田の遊ゴロが「6-4-3」と渡ってゲッツー。

 名古屋は7回、二死後大沢が得意の右打ちを見せて右翼線にチーム初ヒットとなる三塁打、ノーヒットノーランを免れるが吉田猪佐喜は投ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。8回はこの日5度目の三者凡退。

 イーグルスは9回、一死後竹内功が右前打で出塁、竹内が二盗を決めて清家の二ゴロをセカンド中村三郎が失して一死一三塁、ここで山田がスクイズを決めて1点を成功、山田のバントは内野安打となってなお一死一三塁、トップに返り岡田が中前にタイムリーを放って2-0、岩垣の投ゴロの間に二者進塁して二死二三塁、中河が左前に2点タイムリーを流し打って4-0とする。

 亀田忠は9回裏、先頭の西沢に代わる代打高木茂を一ゴロに打ち取り、トップに返り石田政良には右前にこの日2本目のヒットを許すが村瀬一三を三振、桝嘉一を遊ゴロに打ち取って、2安打2四球5三振で今季6度目の完封、9勝目をあげてハーラー単独トップに躍り出た。


 それにしてもイーグルス8回の攻撃で中河美芳が見せた二塁から三ゴロでホームを狙う走塁は一か八かの大勝負であった。私事で恐縮ではありますが、高校2年の夏、神奈川で優勝して(神奈川軟式です、念のため)出場した南関東大会、千葉県代表の市川高校との試合は9回まで1対2で負けていました。最終回先頭の四番が凡退、この四番の先輩は東洋大姫路からスカウトされた天才的スラッガーで何故軟式にいるのか硬式の連中も不思議がっていました。続いて登場した2年生の凡才が左前打で出塁、筆者の野球人生で外角球を引っ張ったのはこの打席だけでした。それだけ必至だったのでしょう。この凡才は野球は下手だったが渋とさだけが取り柄でした。ここで盗塁のサインが出ましたが脚から滑り込んでタッチアウト、後に監督から「お前が盗塁を決めたらバントエンドランで同点を狙うつもりだった」と聞かされました。もしあそこで盗塁を決めていたら中河美芳同様バントエンドランでサードが一塁に送球した瞬間、一か八かの本塁突入という大勝負に出たかもしれません。この時の失敗を教訓にして大学では手から回り込むスライディングで脚は遅かったけれど盗塁成功率は結構高かったです。






*亀田忠は名古屋打線を2安打に抑えて今季6度目の完封、9勝目をあげてハーラートップに立った。











      *好調のイーグルス打線。






















 

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