4月20日 (土) 鳴海
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 阪急 11勝6敗2分 0.647 森弘太郎
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 セネタース 11勝5敗2分 0.688 野口二郎
勝利打点 なし
投手戦
一宮中学、名古屋鉄道局出身の森弘太郎、中京商業出身の野口二郎による投手戦。地元鳴海球場での試合とあって一段と気合が入ったようだ。
阪急は3回まで1四球無安打。セネタースは3回まで無安打。阪急は4回、一死後浅野勝三郎が左前に初安打を放つが黒田健吾の二ゴロは「4-6-3」と渡ってダブルプレー。セネタースは4回、先頭の苅田久徳が左前に初ヒットを放つが一死後野口の右飛に苅田が還れず「9-3」と渡ってダブルプレー。
阪急は6回、二死後中島喬が左翼線にヒットを放つが盗塁失敗。9回、二死後上田藤夫が四球を選び浅野の右前打で二死一三塁とするが黒田は二ゴロに倒れてここまで無得点。
セネタースは7回、二死後野口が二塁に内野安打、しかし山崎文一は右飛に倒れる。9回、二死後苅田が左前打を放ち二盗に成功するが横沢七郎は遊ゴロに倒れてここまで無得点。
両チームとも9回まで3安打無得点のまま試合は延長戦に突入する。
阪急は10回、二死後伊藤甚吉が左前打を放つが池田久之は捕邪飛に倒れる。
セネタースは10回裏、一死後山崎が左前打を放って出塁、しかし小林茂太は投ゴロ、柳鶴震は中飛に倒れる。
阪急は11回、一死後中島が左前打、上田の右前打で一死一三塁、浅野がストレートの四球を選んで一死満塁と最後のチャンスを作るが黒田は浅い左飛、山下好一は二ゴロに倒れる。
セネタースは11回裏、二死後織辺由三の遊ゴロをショート上田がエラー、嫌な予感がよぎりトップに返って苅田がこの日3本目のヒットを放ち二死一二塁、しかし横沢に代わる代打金子裕は投ゴロに倒れて空前の投手戦はドロー。
森弘太郎は116球を投げて5安打無四球3三振無失点、名投手森の礎ともなる投球であった。森は3月30日の金鯱戦でも延長11回を無失点に抑えて引き分けている。野口二郎は150球を投げて6安打3四球7三振無失点であった。
*森弘太郎と野口二郎による空前の投手戦は延長11回引き分けた。
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