4月21日 (日) 鳴海
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 1 0 3 1 0 5 南海 7勝14敗1分 0.333 天川清三郎 劉瀬章 平野正太郎
1 2 3 0 4 4 0 0 X 14 セネタース 12勝5敗2分 0.706 浅岡三郎 金子裕
勝利投手 浅岡三郎 5勝0敗
敗戦投手 天川清三郎 0勝1敗
二塁打 (南)清水、国久、政野 (セ)苅田、佐藤、山崎
三塁打 (セ)山崎
勝利打点 山崎文一 4
打順間違い
セネタースは初回、先頭の苅田久徳が左中間に二塁打、二死後山崎文一が左中間に三塁打を放って1点を先制する。
セネタースは2回、一死後浅岡三郎が中前打で出塁、佐藤武夫が左翼線に二塁打を放って一死二三塁、南海はここで先発の天川清三郎を下げて二番手に劉瀬章をマウンドに送る。織辺由三がストレートの四球を選んで一死満塁、トップに返り苅田は捕邪飛に倒れるが横沢七郎がストレートの押出し四球を選んで2-0、野口二郎の遊ゴロをショート藤戸逸郎が失する間に三走佐藤が還って3-0とする。続く山崎は二飛に倒れてスリーアウトチェンジ。
セネタースは3回、一死後柳鶴震が右前打、二死後ピッチャーからの牽制球をファースト清水秀雄が逸らす間に柳は二進、佐藤が左前にタイムリーを放って4-0、織辺も左前打で続いて二死一二塁、苅田が死球を受けて二死満塁、横沢が左前に2点タイムリーを放って6-0とする。
南海は5回、二死後国久が右中間に二塁打、藤戸が左前打を放って二死一三塁、ここでダブルスチールを敢行、ショート柳からの返球が悪送球となって国久が生還して1-6とする。
セネタースは5回裏、浅岡が右前打、佐藤が左前打、織辺の遊ゴロをショート藤戸が失して無死満塁、トップに返り苅田が左前に2点タイムリーを放って8-1、南海は劉から三番手平野正太郎にスイッチ、二死後山崎が右中間に走者一掃の二塁打を放って10-1と突き放す。
セネタースは6回の守備からセカンド苅田に代わって石井豊が入ってファースト、ファーストの野口がセカンドに回る。
セネタースは6回、柳が四球、浅岡が中前打、佐藤に代わる代打小島二男が右前打を放って無死満塁、織辺の左前タイムリーで11-1、石井が押出し四球を選んで12-1、横沢の三ゴロをサード国久が失して13-1、野口の右犠飛で14-1とする。
南海は7回、一死後平野が四球で出塁、トップに返り国久が右前打、藤戸は中飛に倒れるが岡村俊昭が左前打を放って二死満塁、吉川義次がセンター右に2点タイムリーを放って3-14としてなお二死一三塁、パスボールで岡村が還って4-14とする。更に8回、一死後山尾年加寿が中前打で出塁、八番セカンド政野岩夫が左中間にタイムリー二塁打を放って5-14とする。
セネタースは1引分を挟む8連勝を飾りがっちりと首位の座をキープした。
両軍合計8失策の締まらない試合であったが極めつけは南海がやらかした打順間違いである。3回、先頭の八番セカンド政野岩夫が打席に入るべきところ、九番ピッチャー劉瀬章が打席に入って遊ゴロ、これをショート柳鶴震がエラーして無死一塁、続いて政野が打席に入って三振、国久松一の二ゴロで劉は二封、藤戸逸郎が三ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。打順が間違っていても相手チームからアピールが無ければそのままプレーは続行される。二出川延明主審は内心腹を抱えて笑っていたのかもしれない。誰がどこで気が付いたのかは不明であるが5回の第二打席では打順通り先頭の八番政野が打席に入って三振、続いて九番劉が打席に入って三振している。
政野岩夫がセカンドで先発するのは4月6日の阪急戦以来今季2試合目であるが阪急戦では九番であった。これが記憶にあって2回の打席で劉瀬章が先に打席に立っても違和感がなかったのかもしれない。2回途中で南海先発の天川清三郎がKOされて劉瀬章が急遽ラインナップに加わったのも混乱した要因かもしれない。責任者は誰かと言えば当事者よりもアピールしなかったセネタースベンチということになるでしょう。
*ボックスにはプレー順通り書かれているが八番の第一打席には劉瀬章を示す「19」が付され、九番には政野岩夫を示す「8」が付されている。すなわち遊失「6’」は劉瀬章が記録したものであり、三振「SO」は政野岩夫が記録したものである。第二打席は正しい打順に戻っている。
*雑記欄には「打順を間違える」と書かかれている。
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