東海大甲府の決勝点は7回、一死一三塁からのヒットエンドランであった。遊失から打者走者が二進、送りバントと敬遠四球で一死一三塁、ツーボールノーストライクから一走がスタートして二番打者が叩きつけての遊ゴロ、三走が決勝のホームを踏んだ。
本日のNHKの放送は村中秀人監督の表情を映す場面が多く見られたが、それまでの厳しい表情が一転、白い歯こそ見せなかったもののにんまりとしていました。甲子園の申し子村中監督快心の采配でした。監督インタビューでは「スクイズよりも県予選からやっていたエンドランをやりました。」と答えています。宇部鴻城の尾崎監督は「監督の経験の差が出た。相手はエンドランが決まった。うちは2回エンドランを仕掛けたが決まらなかった。」と答えています。
東海大甲府の2年生ショート渡辺諒は間違いなく来年のドラフト候補でしょう。9回に三遊間の当りを逆シングルで捌いたプレーはよく覚えておいた方がいいですよ。銚子商業の宇野も甲子園で見せた三遊間の当りを刺したプレーが中日スカウトの目に止まってドラフトされました。私がスカウトなら9回の守備を見てドラフトします。同点三塁打も7回に敬遠されたのも渡辺でした。
宇部鴻城の健闘が光った試合でした。今大会屈指の好勝負と言ってよいでしょう。
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